色の使い方が魔術的
記憶の冒険
今年いちばん刺激を受けたアーティストが田名網敬一(たなあみけいいち)さんなんだ。新美の企画展で知ったんだけれど、近年これだけエネルギッシュなイラストレーターは出会ったことがないよ。
横尾忠則的な中にさらに十倍くらい毒がある感じでいいんだよねー。意味不明なところがオイラの好みでもあって、なんというか「圧倒的!!」なんだ。
企画展の主題のダリを彷彿させる「記憶の冒険」というのも気に入っちゃったよ。
「食べたい盛り、遊びたい盛りの幼少年期を、戦争という得体の知れない怪物に追い回されていた私の見る夢には、恐怖や不安、怒りや諦めなどが渦巻いていたに違いない。そういえば空襲の夜、禿山の上から逃げ惑う群衆を眺めていたことがある。だが、ふと私は思うことがある。あれは現実に起こったことなのだろうか。私の記憶では夢と現実がゴッチャになって、曖昧なまま記録されているのである。」(田名網敬一)
なるほど、バックグラウンドが特異体験だもん。狂気的な作品もなぜかその中に温かさを感じるんだよね。焦燥感、移り気、ネガティブの感情の増大、そう言ったものを全て破壊してくれる、爆発力がある。
脳内に対するショック療法って、すごく効果があるけれど、田名網作品は、それを悠にに超えているデス。
「記憶の冒険」へのコメント
記憶の冒険というタイトルが目を引く
いつのまに美術館とかいってるんですか?
オイブロを見てるとオイラの人生 多重で時間が足りないように見えるけれど
焦燥感、移り気、ネガティブの感情の増大、そう言ったものを全て破壊してくれる、爆発力がある。
田名網敬一 天才肌
体験が芸術を創っている
あれは現実に起こったことなのだろうか。私の記憶では夢と現実がゴッチャになって、曖昧なまま記録されている
この方 赤塚不二夫氏とコラボしてたので知っていました
わたしは赤塚ファンですので
ポップな感じで キャッチー
このレベルの人はなかなか 現れないでしょう 画集欲しいです
岡本太郎先生を思い出しました
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2024年11月23日
なんだか 不思議な作品ばかり