え、もう危ないじゃあないですか。あんまりびっくりさせないでください。パリシリーズのブログ、心待ちにしていました。
帰国ー邦人歯科医セーヌ川に浮かぶ・・ところだった!
短期留学のすべての日程を消化し、
エアーフランス276便で胸いっぱいで帰って来ましたぁ。
日本の正月はかなり温和だったって聞いてたけれど、
さむいじゃン もー!
PARIS市内は夕方5時半から、朝の九時まで日は沈み真っ暗、零下5度とかだったよ。
さーて飛行機の中でも、すべてフランス語で、ふるまっていい感じで(^^;)
日本の地を踏んだらね、「YUKIO KIDO様」 のプラカードを持った女性空港職員がいるわけよ。
何かと思いきや、「エアフラの者ですが、本国から連絡がありまして、YUKIO KIDOさま」のスーツケースを積み忘れたので、所定の手続きをお取りください」ときたもんだ。
こういうのって本当にあるんだね。 どうやらオイラだけでなく、20人ほど同じ状態だったよ。
PARISは世界一の観光都市なのでよくあるんだって、
おいおいしっかりしてくれよー!
PARIS留学はオイラにとって、確実に『転機』となった、素晴らしい体験だった。
でもいいことばかりじゃあなかったよ。
PARIS報告は、とても数回で伝えられるものではないから
シリーズ化しちゃう。
初日の授業のあと、「語学の上達は恥をかいた数に比例する」の文言を真に受けているオイラは、
実践の場を求めて外に出たんだ。
で、この兄ちゃんの漕ぐ三輪車で、誘われるままにざーっと、PARIS市内観光をすることにしたんだよ。
すっかり仲良くなって、写真なんかもよくとってもらった。
これで、50ユーロ(6千円くらい)なら、まあいいかななんて、
ちょっと、フランス語が通じているオイラも上機嫌だったんだ(^^)/
フランスはテロを警戒して、迷彩服の兵士たちが機関銃をもって(ピストルではない、機関銃)そこら中にうろちょろ、しているのね、
「怖い国だねーって」オイラが言うと、兄ちゃんは、
「オレも、あれは観光的にマイナスだと思う」
なんて意気投合しちゃったりして。
3回も「おまえは中国人ではないよねー!」と念をおされる。
(なにか過去にトラブったのかな?)・・と推測。
よく趣旨が飲み込めなかったけれど、
「ジャポネ、トーキョージャポン」と(本当は長後なんだが・・)
ソの度に答えたよ。
そして、時はやってくる、
エッフェル塔のあと、 誰もいない、路地裏に連れて行かれたんだ。
これって、映画だったら、コロされちゃうシーンだなぁなんて空想・・・・
夕方なので寒さも暗さもピークに近い時間帯・・
声色も顔つきも別人化して、「500ユーロ出せ」(6万円くらい)
っていうんだよ。
お前が重いせいで、自転車が壊れたとか、
いいがかり・・(シツレー、ネー)
しかも自転車のハンドルがそのまま鉄パイプの棒になる仕掛で、オイラに詰め寄ってきた。
オイラは「持ち合わせが、170ユーロしかないから、それでOKかと英語で交渉する」
すると オイラのクビから掛けたパスポートを鷲づかみにしながら、鉄パイプをオイラの前歯にぶつけて
『アン ポシーぶル』 (英語のインポッシブルのこと)
と言いながら、怒りだしたんだ。
歯が痛いってつらい・・・・折れたかな・・・
寒さと冷たさに中、鉄の味と血の味が、恐怖心を増長・・・・・
このとき 本当に スローモーションで場面が流れていて、
アタマの中で
「おい、この危機をどう逃げ切る?
せめて最終日にしてくれよ、まだ来たばっかりだぜ !
パスポートとや、カードを取られたら日本に1ヶ月は帰れないぞ。
そもそもあの鉄パイプで殴られたらセーヌ川に浮かぶだろーに・・とか・・」
「邦人歯科医パリで行方不明」のテロップがよぎったもんなぁ
「なんとかしろ!」と地面を鉄パイプで叩き出す・・・・
渇いた大きな金属音が遠くまで行っては、戻ってきて、
共鳴している。
シャイニング・・・
ああ、コレは現実なんだと認識・・・・・・
あればかりは、体験してみないとわからない恐怖だった・・・・・
continuer
「帰国ー邦人歯科医セーヌ川に浮かぶ・・ところだった!」へのコメント
今年もよろしくお願いします。 はやく続きを読ませてください。
初めてのコメントが催促になってしまい申し訳ありません。
SY牧場のゆーこです。 おかえりなさいませ。
スーツケース積み忘れがひと便に20個というのが、衝撃でした。
自転車の件は、いま無事に帰国したということは 切り抜けたと言うこと。 でも、誰もが、そうはいきません。 通常はダメなのでしょうね。
オイラは、違う次元ですもの。
すごいな、相変わらず体験レベルが、超越している、 今年もオイブロ期待できそうで、嬉しき!
読みました。 この先どうなるのですか。
誰にでも起こりうることだから、対処法が知りたく思います。
私も海外によく行きますが、 飛行機を含めて、乗り物で信頼できるのは、日本だけだと思います。
2月に同じくパリに1週間ステイします。
安全性を求めてググッたら、ヒットしました。
大変参考になります。三輪車には乗りません。フランス語を積極的に使おうとする姿勢は頭が下がります。
同じフランス語学習者として気持ちがよくわかります。
(語学の上達は恥じをかいた数に比例する)
こんな 効果的なことばは どの時代の学校の先生も言ってくれなかった。
たぶん、先生自体が恥をかいて来なかったからだと思う。
こういう生きたことばは、 生きている人からしか出てこないと思う。
身の凍りつくような話も、オイブロだと期待感が先立つから不思議です。今年も宜しくお願いします。 四国から応援しています。それが自分自身への応援歌にもなっています。
今年もおもしろいなー!
しかし、ようやるわいな
でも、おもしろい
オイラは人生そのものが、ギャンブル、 丁でも半でも、すべて経験の蓄積というエネルギーに変換している。
素晴らしき我が心の師である。
この自転車のフランスの人、K-1にいた、ミルコクロコップに似ている。 クロワチアからの移民かなにかではないか。
移民が多いと国家としてのまとまりが、欠けてくる。 そんな意味でも、今回のオイブロは提言しているのだと感じた。
パリシリーズ、楽しみっす、何部作になりますか。 ウキウキしてきました。 連ドラにハマった感覚っす!
スーツケースの件デスケド、 いわゆるミッシングと言われるやつです。
エアフラは 多すぎます。JALや ANAでは、ありえない。
国民性の問題です。
だから、どの民族が優れいて、どの民族が劣っているとかってないと、思うのです。
どの民族も一長一短あると言うことです。
久々のブログアッブ、心地よしです。
やはりオイブロがないと2017は始まらない。
飛行機はビジネスクラスですか?
快適そう。
でも荷物を、忘れられては、たまりません。
兎に角 おかえりなさい あまり 無事ではなかったみたいだし
経験もただものではない 1回目の報告
次回が楽しみ 事件を経験しても 本人は日本の懐かしい自宅にいるのだから 読者としては 一安心
お願いだから 初診察での フランス語での会話は 勘弁してください こちらは 一言も話せないんだから……
SYのさゆりです。おはようございます。
すごい経験しましたね。 ヨーロッパも 日本ほど安全性はないのですね。
寝正月だった僕から、みると異次元空間。
オイラのDNAの中には 冒険家の 細胞が入っているんだと思った。
おはようございます。あけましておめでとうございます。
とんでもない、事件から、ハジマッタ。
どうなる?
極端なまでのオイラブログのファンです。
今年もよろしくご指導願います。
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2017年1月9日
おかえりなさい。帰国は明日だと 思っていました。 とにかく無事でなによりです。
先進国だからといって安心できないと知りました。ゆっくり休んでください。