俳句と短歌に興味があります。どちらも難しいです。すずめの エッセイは、もっと読んでみたいです。
すずめの話・・に思う
凩(こがらし)の置いてゆきたる雀どち
これまでもオイラクリニックのクライアントによる、
数々の芸術作品を紹介してきたよね、
今回は文藝部門だよ。
先日のFM83.1 レディオ湘南で、取り上げられたのが、MASAKO・Hさんのエッセイ
『すずめの話』なんだよ。
朝の10時からやっている《ハミングふじさわ》という番組の
「私の文庫」という企画でで朗読されたんだ。
この番組は、ー藤沢市の魅力を私たちがお届けしますー と言うことで、
女子アナ2人交代で担当しているのね。
今回、MASAKO・Hさんのエッセイを朗読してくれたのは、
田端智朱希さんで、この女性は、爽やかで透き通った良い声だったよ。
もともと、MASAKO・Hさんは、俳句の方でよく賞をもらっている才媛で、絵画も嗜(たしな)む、
天賦の才に恵まれた女性なんだ。
羨ましいもんだ。
今回朗読された原稿もお願いして本人に貰ったんだけれどね、勉強になるなんてもんじゃないよ。
「はじめパンを少しばかり撒いた。雀が来て木の上で待っている子雀に配んでいる姿が見えた」で開封されたエッセイは、
ラストに 冒頭に記した
【凩(こがらし)の置いてゆきたる雀どち】で閉じる。
こがらしを、「木枯らし」とせずに「凩」とあたりが、文人墨客なんだよね。
俳人は五七五のみでで表現するので、
ひと文字ひと文字に命を削る。
「雀たち」とせず「雀どち」とすると、意味は同じでも、後者は、
万葉集や土佐日記でも使われる接尾語的なものなので、
風情がまるでちがうもんネ!
なんて、3年連続で
宮内庁主催の和歌コンテスト「歌会始」に落選している
オイラがえらそーなこと言えないんだけどサー ,
まあいいさ、己の無知を自覚するのは、
知識を得るための大いなる一歩だもんね。
エッセイの内容はふんわりと明るいんだけれど、
その中に悲しい感情さえも通りすぎた透明感が感じられた。
すずめも、うさぎも、人間だってあらゆるものに勝つわけにはいかないでしょう。
人はいつか必ず負けるから。
大事なのはその深みを理解すること。
「みんな」という顔もわからない不特定多数に流されて、本当の自分の考えを見失っちゃダメだゼー!
違う誰かのようになりたいって思わないのは、
実にいい気分だ。
必要なことはキズを覆い隠す技術じゃあなくてね、
自分のチカラで治す勇気。
覆い隠すと密閉されて、
ジュクジュクいってさ、ナオりゃーせんて(-_-)
だから 風に吹かれながら泣いてみる。
風がキズをスーッとキズを和らげていく。
自分のチカラで泣いてみる。
思いっきり青空に向かって泣いてみる。
もしあなたが、泣いたことがないのなら、
あなたの目は美しいはずがない。
MASAKO・Hさんは、
自分で泣ける女性なんだろうと、
オイラは思う。
「すずめの話・・に思う」へのコメント
趣味で俳句の同好会に入っています。
俳句は奥が深く愉しいです。
冒頭の句、わたしとは、レベルが違います。 わたしも勉強になりました。ありがとうございました。
「木枯らし」とせずに「凩」,
この辺が俳人です。エッセイも一字一句を大切にして書いているのでしょう。全文読んでみたいです。
風がキズをスーッとキズを和らげていく。
自分のチカラで泣いてみる。
思いっきり青空に向かって泣いてみる。
私もこそ節のところのように、自分で泣ける人生にしたい。
MASAKOさんのように・・・。
SY牧場のゆーこです。おはようございます。気持ちよく晴れた朝です。今朝、海岸線を散歩しました。
私も一句作ってみようかと思いましたが、どうしても字余り二なってしまって、冴えません。
MASAKO・Hさんのようにはいきませんね。
いってきます!
「エッセイの内容はふんわりと明るいんだけれど、
その中に悲しい感情さえも通りすぎた透明感が感じられた」
こんなこと書かれたら、読みたくなるではないですか。
もう!(゜_゜)
可愛い軽で通勤中・・・群馬県民です。
レディオ湘南を今、周波数合わせましたが、私のカーステでは、入らないみたいです。 ガーガー言っちゃってます。
SYのさゆりです。
必要なことはキズを多い隠す技術じゃあなくてね、
自分のチカラで治す勇気。
この言葉を峰に刻印したいと思う。
今のわたしに必要なこと。
トーテンポールの写メ、和みました。
《ハミングふじさわ》知ってます。
ふたりの女子アナのうちもう一人は、宮川さんですね。
「雀たち」とせず「雀どち」とすると、意味は同じでも、後者は、
万葉集や土佐日記でも使われる・・ふむふむ
これは良いことを聞いた。
じゃあこれからは、「僕たち」と、言わず、「僕どち」と言おうかな。 僕の人生五黄理的過ぎてゥ余裕がないから、こういうエキスがキクんです。
だから 風に吹かれながら泣いてみる。
3年前のあの夏を思いだす。
私も「和歌」をやっています。オイラと同じように『歌会始』にも投稿しています。 世に出すとなるとつい、「みんな」という顔もわからない不特定多を、気にしてしまいます。
きっと、MASAKOさんという方は、自分を持っていて、私のようにふらふらとぶれるようなことがないのだと思います。
それでも、年月とともに、だいぶ、自分を出せるようになってきました。
雀の句、好きです。
泣かないより、泣いた方が良いのか? これは発見、気づきだった。オイラが、そう言うのなら、そうなんだろう。
とんだ勘違いしていた。ありがとう。
芸能人ノ俳句を添削する番組あるじゃあないですか、
あれで俳句が好きになりました。 あーいう番組ジャンジャンやって欲しい。
僕はアホな中二です。オイラブログは僕の知識の源、勇気の源っす!
おはようございます。暑くなりそうですね。大学のときに授業で九つの句を作ってみんなの前で読み上げました。
声に出して詠むのも、また別の才能だと、あのとき思ったものです。
blog読んで感じたけど 俳句って、端的でかっこいい。
俺もタシナモウかな。
学部が法学部なんで無味乾燥な文体ばかり見ているから、雀の五七五が凄く新鮮だった。
今回の文藝のマサコさん、今までにも 作曲家のひとや、日展常連のサカエさんや、本当に オイラのもとには、才能ある、輝くひとが集まりますね。 これって引き寄せの法則ではないでしょうか。
FMレディオ湘南は、タブレットで聴いた方がクリアです。 PCでもスマホでもiPadでも、対応しています。 是非リスナーになってくださいませ(^^)
Masakoさんは、観察眼に優れた女性なんでしょう。 表現者はこの点で、普通の人とは違いますもの。 絵の方も見てみたいです。
紫陽花の花がどこにあるか、わからないように、俳句の言葉を見つけるのも難しい。
紫陽花も俳句も心の眼が必要なんですね、あずささん、たまさん、そうですよね(;_;)
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2016年6月27日
おやすみなさい。句を詠めるって憧れます。オイラクリニックには才媛が多いですね。