SYのゆーこです。ブルーナー展どこでやってますか。行きたいです。
わざとシンプルに描いていたんですね。
ミッフィーの居る場所
ディック・ブルーナー(オランダ)の作品は、誰もが一度見ただけで印象に残る独特のスタイルを確立しているよ。
ブルーナーは、17才、18才の頃、ロンドンやパリの美術館を、はしから見て歩いたんだ。
特にパリでピカソやマティス、レジェなどの素晴らしい作品を見ている内にスゴイ衝撃を受けたんだよ。
中でもマティスの絵は強烈だった。
それはシンプルな絵なんだ。けれども、ダイレクトに心を打った! そして思ったんだ。
「絶対に描きすぎてはいけない、
複雑にしすぎてはいけない。
そして、僕のつくるものはシンプルで、見ている人にイマジネーションを働かせるものでなくてはならない、」と
この【絶対に描きすぎてはイケナイ】というセリフが、
とてもオイラ気にいっちゃったよ。
代表作のミフィーは、かわいいウサギの女の子だよ。
本国オランダでは、
「ナインチェ・ブラウス」と呼ばれていて日本語に訳すと
「ふわふわなうさちゃん」という名前になるね。
本物の表現力、説得力とはいかなるものか?
言うべきことしかいわないこと・・・だよ。
ブルーナーの絵はそのことを端的にあらわしているんだ。
完璧であるよりも、かえって不完全であるほうが、
いっそう輝く美もあるんだ。
人間は弱い、その弱さが美をつくりあげる。人間はこれほどまでに弱い。だからこそこれほどまでに多くの美がつくりだされる。
その美のなかに、 本物が見えるからね。 さらけだしているから・・・・・
もしあなたが、自分の心をさらけ出すのを恐れているなら、それは相手を信用していないんじゃあないよ。
あなた自身を信用していないんだよ。
あなたの出会う最悪の敵は、いつもあなた自身だもの。
弱いモノほど相手を赦す(ゆるす)ことができないでしょう。
赦すというのは強さの証だもん。
自分自身を赦せるようになれば、
楽になるよね。
この赦すって勇気がいる行為だよ。
「まーいいやー」って投げやりになるのとは、真逆の行為だし・・・・
人生は言ってみれば、
「不十分な前提から十分ナ結論を引き出す技術」
みたいなもんだから、
自分ぐらいは、自身を赦し信じていこうやねん、ってことになるのね。
ミフィーは口元が独特でしょう。
オイラには「他人の噂はなしなんてしている暇なんてないわー」って訴えているように感じられるんだ。
誰もが、自分の選んだ道や、偶然に与えられた運命に満足せず、
他の道を選んだ人びとを羨むのは、どういうわけだろうね。
ミフィーは、何も語らず、自分の道を行く・・・
ブルーナーの描く主人公はみんな、そうなんだよ。
シンプルなのって、いいよね・・・・
「ミッフィーの居る場所」へのコメント
示唆の多い 文章でした。 心がけます。
ミヒィーのコレクターです。 ミヒィーは、表情豊かなのです。 それが分かっていただけたら、嬉しいです。
人間も絵も文章も贅肉を削いでスリムな方が良いということですな!
あずささん、僕もレッドブル・エアレース見に行きました。
あれは史上最高のショーでした。
パイロットになりたかった幼少期を思いだしました。
『シンプルなのは いい』全く同感
他人の噂なんて 根拠もない 自己で確認もしていない(そんな勇気がないから)そんなことに 使っている時間なんて勿体無い やりたいことが 山ほど控えており やり切れるか解らない程の時間しか残っていない気がする
結論を手に 次の世界へ行きたいもんね
アインシュタイン博士の 公式は 誠にシンプルそのもの でも それが 簡単に理解できない このところが 勉強したくなる 動機
「絶対に描きすぎてはいけない、複雑にしすぎてはいけない。
そして、僕のつくるものはシンプルで、見ている人にイマジネションを働かせるものでなくてはならない」
これこそ、マティス、ピカソの持つ芸術観、ブルーナーは鋭いところに注目したものだ。
おはようございます。「人生は、不十分な前提から十分ナ結論を引き出す技術」という部分が心に残ります。 前提が不十分なのは。当たり前なのに十分でないことを嘆いていた自分が恥ずかしいです。
完璧であるよりも、かえって不完全であるほうが、いっそう輝く美もあるというのは、とても賛同できます。 すべてに於いて完璧なものより不完全な方が伸びしろがあるようで、魅力的だとこの歳になって思うようになりました。
SYのさゆりです。おはようございます。ミフィー好きです。やはりあの、シンプル性がいいです。 わたしの人生もそうありたい。
いつも通勤快速の中で拝見しています。お陰で、ランチタイムや飲み会での話題に苦労せず、しかも内容が素晴らしいので、みんなから感謝されています。 ありがとうございます。
オイラの中学の同級生です。結婚して姓が変わっているので、私が誰だかはワカラナイと思い、コメントしています。
きどちゃんのことで一番記憶に残っているのは、弁論大会で アメリカの大統領みたいに、全く原稿を見ずにジェスチャーとジョークを織り交ぜて 他の論者を圧倒してたこと。
あのときは政治家になるのかと思ったけど オイラになったのね! H・S
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2016年6月7日
おやすみなさい。
ミフイー ほのぼのします。 「絶対に描きすぎてはいけない」
って確かに良いですね。わたしもそう感じています。