はじめてコメントします。高校生です。エロース、フェリア、アガペーの違いを知れただけでも、大人になった気分です。
kuroda -kuroda
《湖畔》（向かって左）で知られ、
日本美術の近代化の父と言われるのが、黒田清輝だよ。
18才で、フランスに留学してね、師ラファエロ・コランや同時代の
フランス絵画に刺激を受けながら、サロンに入選を果たすのね。
そして帰国後には明るい印象派風の光を表現の中心にそえて、
日本の洋画界に新風を吹きこんだんだよ。
オイラが好きなのは、《読書》 （向かって右）
フランス留学中に描いた人物画の傑作だよ。
モデルは恋人だったマリア・・・
室内はやわらかな光に包まれている・・・・
それにしても、黒田さんは、自分の女ばっかり描くんだネー(^^;) タヌキみたいな感じなのに モテルンダヨナー
フランス女性だろうと、日本人女性だろうと、
輝く男は放って置かないモノなのだな・・フムフム
二十代の恋は幻想である。
三十代の恋は浮気である。
人は四十代に達して、初めて真のプラトニックを知る。 ゲーテ
じゃあさ、五十代、六十代、それ以降はどうなんのー
ゲーテさんしっかり完結してよー
なーんてね(^^;)
恋愛とは、人間の感情の中でも最も、面倒なもんだね。
燃え上がるような感情なので、理性が制御できなくなり、周囲の声も聞こえなくなってしまう。
恋愛も愛情の一種だけどさぁ 恋愛だけが愛情じゃあないよ。
ギリシア語では愛情を３つに区別しているのね。
第一がエロースで、
これは自分に欠けているものが相手にある場合、それを求める熱烈な愛情を指すんだ。
恋愛もエロースのひとつだよ。
第二がフェリアで、これは友人間で成立する愛情なんだ。
一方的に求めることをしない。
お互い相手の気持ちになって尊重しあうのね。
第三がアガペーだよ。
コレは見返りを一切求めない。一方的な愛情を意味するんだ。
神の愛は、アガ
ペーと言われるよ。
キリスト教の神父さんは、エロースを軽視して
アガペーに達する努力をするように説教するのよー。
しかし難しいョね・・・
だってさ、人間には喜怒哀楽の感情があるんだし、
どんな人格者だって、怒りや悲しみから分離はできないでしょう。
それにエロースは仕事のモチベーションになるもの。
エロースから芸術作品が生まれることは、
ほんとうに多いんだ。
黒田清輝も、 パワーの源はエロースだと思うモノ。
恋は人同じように絶えず揺れ動いてこそ保たれる。
期待したり、恐れなくなったりしたら、もうおしまいだ。
ラ・シェフフーコー
「kuroda -kuroda」へのコメント
19歳の僕はどうなりますか。ゲーテさん二聞きたいです。
半年くらい前から、読んでます。結構、友人との会話に引用させてもらってます。 今回もいただきました。
クリニック22周年おめでとゥございます。
クリニック内の楽しそうな様子があずささんブログから伝わってきました。
SY牧場のゆーこです。黒田清輝展にはうちの母も近所の絵画好きの人と行ったって言っていました。オイラとニアミスしていたのかもしれません。ドッキリです。
でも母の感想といったら、「上手だった」となんの変哲もない感想で、オイラのように、ギリシャの愛情表現に行くようなことはありませんでしたが。
22周年のキャストさんたちのパーティー、是非とも参加したかったです。「白い恋人」もっていきましたのに。
六花亭のバターサンドも持っていきます。
恋は人同じように絶えず揺れ動いてこそ保たれる。
期待したり、恐れなくなったりしたら、もう。お終いだ
のところに、とても感心します。 わたしの少ない恋愛経験からもそうだと思いました。
特に期待すると駄目みたいです。ストレスばかりが先行してしまいます。
中学美術部です
黒田清輝の『読書』は、自分の部屋の飾っているほど好きな作品です（もちろんコピーです）
オイラと同じ感覚だなんて、とても嬉しく思いました。
励みになりました。
ありがとうございました。
ＳＹのさゆりです。今月は、矢沢さんのコンサートに行ったので、
ＯＫ牧場はないのですか？ 今朝はＯＫ牧場報告が聴けるのだと思っていました。 楽しみにしているんです。
美術館巡りが趣味の退職者です。 オイラさんの学芸員美術レポートのファンです。 美術と関係ないところに寄り道するところが、他にはないところです。 授業の上手な先生は、寄り道の話が魅力的で、いまでも、そっちの話だけを覚えているのに似ています。
おはようございます。 コメントすると良いことありそうなので、コメントしてみます。 いつも、オイラの多角的視点を 大切に学んでいます。 今春、立教大学に入ったばかりの男勝りの女子です。
ギリシア語の愛情表現、３つの区別とても参考になりました。
哲学的思考。
淡い思いを、思いだしちゃうな・・・・
エロースから芸術作品が生まれることは、よく理解できます。
ピカソも、岡本太郎もまさにそうだったと聞いたことがあります。
今日の ブログを読んで 鬼籍にはいってしまった 中高年の時代に 『エロス』『フィーリア』『アガペー』の違い 境目等について 学校の帰り議論したのを 鮮明に思い出した
語彙の定義は知っていたが お互いの微妙な理解の感性の 違いについて おおいに 思うところを 話し合った事を……
オイラ（ピンジーン）の年齢では確固たる結論を持っていなければならない 経験と年月を過ごしてはいるのだが 純粋にアガペーの
心になれなくて 苦しんでいる きっと 死ぬまで続くのだろう
スタッフブログのガンダムレポートは もう、終わってしまいましたか。
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カテゴリー：院長ブログ 投稿日：2016年5月16日
おはようございます。今朝は、まさかの恋愛論。
最後の、
恋は人同じように絶えず揺れ動いてこそ保たれる。
期待したり、恐れなくなったりしたら、もうおしまいだ。
とても真理をついていると、思いました。でもラ・シェフフーコー
という人は誰ですか。初めて聞きました。