公務でやんした(^_-)

湘南台市民センターにて、公務を、ちょこちょこね。
地域のお医者さんとか、弁護士さんとか、ケアマネネージャーさんとか、民生委員さんとか、市役所さんとか・・・・
そんな感じのみんなが集まって、地域のことを話合うってやつね。

　　高齢者さん(特に認知症のひと）のケアみたいなことが中心のやつなんだ。
なかなか、いい話し合いになったよ。　
 
この役目も2年の任期を今回で終えて、オイラは退陣する。
　他の多くのミンナもメンバーチェンジになる。
なんて、いうの　最後になって　本音トークなんだね。　　
　
しかし、高齢になったから、「もう人生余生を無難に過ごすだけ」、ってどうもオイラの性に合わないんだよね。　　

こういう委員会も　「いかに無難に過ごしてもらうかのお手伝い」になっているもの。

「大器晩成」言葉だってあるじゃない。　
　よく、カーネル・サンダース（ケンタッキー・フライドチキン）が起業したのは62才だったなんて、例がだされるけれど、

オイラのイチオシは、やなせたかし（アンパンマン）だよ。
　　アンパンマンがテレビアニメ化して、大ヒットしたのは、やなせさんが６９才のときだしね。
　
41才の時のやなせさんは、手記にこう綴っている。
「漫画家の中でのランクはもう、目にも見えない下の方で、相撲で言えば序二段あたり。そして漫画集団世界旅行というのにもさそいの声さえかからなかった。自分は完全に無視されている。存在しないのと同じ」

食えないので、アダルトでエロティックな絵を描いて週刊誌に売り込んだりしていた。　

舞台美術や、童謡の作詞をしたり、

今で言う『マルチクリエーター』といえばカッコいいいんだけれどさー、
いわば　定職のない便利屋だよね。　
　
でも、ソのエロティックな絵が手塚治虫に気にいられて、
虫プロのキャラクターデザインを手がける美術監督に抜擢されたんだ。　　

このときの経験が後に『アンパンマン』において、２２００を超えるキャラクターを生み出すことにつながっていく。
舞台美術の仕事をしたことが、『アンパンマン』の場面展開・場面構成の妙につながった。
「手のひらを太陽に」の作詞の仕事をしたことが「アンパンマンのマーチ」をはじめとするアンパンマンミュージックに発展したんだよ。

やなせたかしのこれまでに、ムダはなかったんだ。　

《無駄》と思うのは、自身の勝手な決めつけであり、思い込みでしかない。

人生は物事の捉え方次第、そのものだよ。　
　
だから思うわけよ。　　高齢者ってくくりは、経験の宝庫の人ってことでしょう。　

今、自分ができること、やるべきことに、
とにかく全力で取り組めば、創造があるってね。

幸福でいることには意志の力が働いている。
意志の力があり、そのあとに美しさがある。
　　
だからさ、ひつようなのは　医師ではなくて　意志なのね。　
　わりと盲点でしょう、これ。

スピノザはこう言っているよ。
　【後悔することも、また罪である】・・・・と。

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カテゴリー：院長ブログ  投稿日：2016年3月6日