おはようございます。 オイラの文学好きが、にじみ出ている今日のブログ、こういうタッチとても好きです。オイラは、文学とか宇宙とか本当に好きなのですね。又吉直樹より、フランツ・カフカの方に私の興味はいきました。
第153回 芥川賞 読んでみた
又吉さんの、「火花」が、芥川賞を受賞するようだったら読んでみようと、決めていたので、本日Kindleから購入、iPadで読んだよ。
iPadだと、本を読むのにどれくらい時間がかかるか提示されるんだね。100ページ弱の作品なので読むのに 2時間と出た。
それなら フォトリーディングなしでよむとするかなー。
又吉さんは太宰治のコアなファンで、日本文学全体に精通していることは、以前から知っていたんだ。 現在、純文学を、宣伝してくれているのは、又吉さんと、林修先生の二人だけだからね!
文藝びいきのオイラとしては、二人に好感をもっているのよーん。
それでも、芥川賞候補になってからも、読む気になれなかった。
というのは、オイラごときがほざくのも、なんなんだけれど、最近の芥川賞作品はレヴェルが低すぎて泣けてくるんだもん。
それだから、賞を取った後が続かないんだ。 個人的には 第75回(1976年)の 村上龍 「限りなく透明に近いブルー」が、芥川賞として相応しい最後の作品だと思っているよ。
それ以前は、素晴らしい作家のオンパレードだよ。
井上靖「闘牛」 安部公房 「壁 S・カルマ氏の犯罪」 松本清張「或る『小倉日記』伝」 吉行淳之介「驟雨」
遠藤周作「白い人」 開高健「裸の王様」
・・・・・・・・・( 上記6作品は珠玉の名作、素晴らしい)
ノーベル賞作家の大江健三郎の「飼育」や石原慎太郎「太陽の季節も受賞しているよ。
(ただし、この2作は、オイラには全く、面白く無かった)
芥川賞は純文学の分野における新人賞的な位置づけなんだ。 100ページ前後の作品が多い。
だから2作目以降が、本当の正念場になる。
数年前に選考委員だった石原慎太郎が、「候補作品が低レヴェル過ぎる」との理由で選考委員をヤメタンダ。
今の選考委員は、ヒドイモンダよ。 みんな過去の受賞者なんだけれど、村上龍以外、極端につまんない。 川上弘美とか、ほんと冗談でしょう、という小説レヴェルだもん、これじゃあ、選ばれる作品も期待出来ないやね。・・・・・そんな思いがあったので、最近の作品は、立ち読み程度だけしかしていなかったんだ。
冒頭読むと、だいたいわかるでしょう!?
又吉さんの作品に関しては、「出版不況を、打ち破る為の話題作りとか」「所詮芸人のたわごと」とか、悪意に満ちた評価もあるものの、
読みもしないでそれは、失礼だろーって思うんだよね!
というわけでオイラの感想ね!
思いのほか興味深かったよ(^^)/
これはシロウトのレヴェルじゃあないよ。
オイラは又吉さん、肯定派だなー。
太宰の思想が見え隠れするけれど、そこがまた良い味出しているんだよなー。
文体は、太宰風というより、谷崎潤一郎のスタイルを崩したような印象を受けたよ。
情景描写はちょっと、わざとらしいところもあるけれど、心の中の描写には、グイグイと、引き込まれたよ。
小説を書くのに大切な、時間軸のところが、あいまいだけれど、荒削りのなかにも、鬼気迫るものがあって、オイラには、入ったよ!
タレント本とか、そういうレヴェルじゃあないよ。
たくさん文学作品を読み込んでないと、できない言葉の言い回しも見られるし、読んでいてなんだかウレシクなっちゃったモン。
ただし上記の井上靖「闘牛」 安部公房 「壁 S・カルマ氏の犯罪」 などの6作品には遠く及ばないとも思った。
でも、将来性はありまくりだなー。 原石だと思ったモン。
最近の作品(1976年以降)にしては、かなり良い方だと感じたよ。
自分でこうやって綴りながらも、
「なにオメーエラソーニ !!」と自分で自身にツッコミ入れたくなっちゃうんだけれどもさ、 これも、文学を愛するからこそなんで、ヨロシクっす! (^_^;)
小説家には、人間の弱さも必要なんだ。
又吉さんは小さい頃から「変な子扱い・ハブンチョ」されてきて、そういった寂しさを持っている。
オイラが 世界一の作家だと崇拝しているのが フランツ・カフカ
そのカフカが、「ぼくの人生は、自殺したいという願望を払いのけることだけに、費やされてしまった」
という手紙を残している。
強いモノだけが生き残る世の中ではない、
「第153回 芥川賞 読んでみた」へのコメント
SY牧場のゆーこです。2夜連続のオイラブログ更新喜ばしいです。 オイラが、読んだというならば、わたしも読んでみます。
今読んでいる、宮部みゆきの本を読み終えたら読みたいと思います。純文学は苦手ですが、チャレンジスピリット発揮です。
私も1ヶ月ほど前に読了しました。テーマが抽象的でわかりにくい面もありました。 こういう作品は、オイラサンのように、読みなれている人には浸透するかも知れませんが、読書なれしていないと、最後まで読み切るのは難しいかも知れません。私もなかなかの作品だと思いました。
文中の 先輩芸人、神谷 に何かの可能性を感じました。
本物の小説を読むのには 相当の覚悟がないと 最後まで読めないというのが オイラの信念。
作家の名前もろくに読めないのに 今回の?芥川賞には トンと興味が無かったのと 正直 作家志望の 師匠の評価に 興味があり いつかこのブログに登場するだろうと考えていた。
オイラにとては フムフムというところかな
それより 最近のブロブに挿絵のように出てくる 絵画に数段興味をひかれている 今日この頃
いい絵だね どれも オイラの心を何かわくわくさせてくれる感じがする 好奇心と金と時間とすべてをかけて 社会人として研究生として立ち向かっている そのなかで 選択された絵画と見た。
ブログの ここらへんで 見て良かったなぁ?て感じるんだ。
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2015年7月18日
読んだんですか。 短編だったのか。
それにしても、オイラは、あらゆることに詳しいと、感じるのは僕だけ?
しかも、すべてかなりのレベルまで上げていく。
そのマルチな蓄積か、判断を下すときに助けになるということか。