自己催眠
「継続」の2文字が前回ブログでキーワードになっていたので、その続きを進めちゃおう(^^;)
村上春樹は長編小説を書いているとき、午前4時に起きて、5、6時間ぶっ通しで仕事をする。午後はランニングをするか、水泳をするかして雑用を片付け本を読んで音楽を聴き、9時に寝る。
「この日課を毎日、変えることなくくり返す」・・・・というんだね。
いやーこれだけでも、かなりストイックだ!!
「くり返すこと自体が重要で、一種の催眠状態にもっていく。自分に催眠をかけてより深い精神状態にもっていくのです」・・・・と、村上春樹氏。
村上氏によると、長編小説を仕上げるのに必要な期間ずっと自己催眠にかけるには、精神的鍛錬だけでは足りないっていうんだ。
「体力が芸術的感性と同じくらい大切です」・・と。
村上氏は1981年にプロ作家デビュー! それまで数年間.小さなジャズクラブを経営していた村上は、そのときはじめて、いかにも作家らしく座ってばかりの生活をしていると、急激に体重が増えてしまうことに気がついたんだ。
また当時は1日にタバコを、60本も吸っていたんだって。
そこでまもなく生活習慣を根本から変えなくっちゃって思ったみたいなんだ。
妻と共に田舎に引っ越してタバコをやめて酒の量も減らし、野菜と魚中心の食事とした。
毎日のランニングも始めそれは25年以上つづいている。
この自ら作り上げた絶対的習慣の唯一の欠点は、
本人が言及しているように、人づきあいが悪くなること。
文壇でも、もっとも偏屈もののひとりと、言われる所以はここにあったんだね。
「つきあいわるいなー」ってやつだよ。
これって、イチローとダブル話でもあるなー。
「何度も誘いを断っていると人は気を悪くする」と氏は言っていっるよ。
しかし自分の人生で欠かすことができない関係は
読者との関係だと氏は考えたんだね。
「読者は僕がどんなライフスタイルを選ぼうが気にしない。僕の新しい作品が前の作品より良くなっているかぎりは。
だったらそれが、作家としての僕の義務であり、もっとも優先すべき課題であろう」
著名な作家がみな村上春樹みたいにストイックかというと、全くちがうんだよね。
ドストエフスキーとかもうむちゃくちゃだしね。
松本清張がマラソンしている姿って想像もつかないでしょう。
これは あくまでも村上スタイルってことなんだけれど、
村上春樹が《 継続・習慣 》によってここまで昇ってきたことは間違いない。
「 凡人にはこの方法しかないんじゃあーないの」ってオイラは感じちゃうのね!
むろん、村上春樹は凡人じゃあないんけれど、それでもこの 《 自己催眠 》は、凡人にも充分適応可能だよね。
人はみな、なにかをきっかけに、
「よーし、オレもがんばるぞー」
「わたしだってヤッテヤルワ」ってなるでしょう!
でも、 何を、どのように、どんなペースで、どれだけ、いつまでの期日に・・・
直ぐに具体化して、
それを淡々と実行できなければ、叫んで終わりになる。
自己啓発セミナーとか行って、
その場ではやる気になっても結局ポシャるのはこのタイプ。
継続とは孤独なもの・・・
孤独と仲良くできなければ、継続→自己催眠への軌道にはのれないんだろうな。
「自己催眠」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2015年2月3日
今日のブログでの村上春樹氏とオイラの生活パターンは そっくり
9時に寝て 起きるのは 4時半か5時 地球の動きに合わせたほうが その上に住まわせて貰っているオイラには自然に感じちゃう。 太陽が出て沈むまでが オイラの基本的活動期間。
感性を磨くには これが一番と考えているから
生活を支えなければ成らない時期にはこれは全くの無理難題だった おかげで その期間は、道端の花や草に目がいくことが無く 季節の変化も そのような世界から教えられる事に気付かなかった。
感性を磨くことの大切さは 体調不良で医師に診断して貰った時に言われた一言
『自分の身体は 自分が一番良く知っている 感性を磨き 何が何時からどう変化してきたかを把握していないと 診察はそれらの状況を傾聴し 初めて必要な診察ができるのだ』もっともな事
変化の説明ができないと 無駄な検査と医師の勝手な判断で違った病気を想定し『何もありません』になってしまう。
自己の感性を研ぎ澄ます為に邪魔に成るものは自己で排除するしかないから 『孤独』に成るかもしれないが 他人が自分の人生の進路を決めるのでなく 己の意思で決めて行きたいオイラにとっては 変人といわれても余り気には成らない。
行き着く先が皆同じでないと理解しているから….
孤独て そんなに特異なものではないと オイラはおもうね!!
親子でも全く同じ路線を歩む事なんてないのだし 新しいことを
見つけていくことは 先人がいるわけでもない 孤独なんだよ。
お互い 頑張ろうよ!! 今日も 朝日の出る東の水平線はいい色だったよ。