オヤジの この頃
とっくに引退し、毎日農業をしながら過ごしてきた
オイラのオヤジのことを話すよ。
実は何年もの沈黙を破り半年前からまた、仕事についているんだ。 もう82才なんだけれどね・・
頼まれて、介護老人保健施設の施設長なんて、
やっちゃってるんだよな。
城戸外科を閉じたときから話はあったんだけれど、
もうゆっくりしたいから、ってことで引退したわけで、当然断ってたわけよ。
それが、半年前に 「どうしても」と、いわれたら、「よーし」なんて家族の反対をよそに、ひとりで引き受けてきちゃったんだ。
送り迎えつきで、上機嫌なんだよね。
今では、家族の誰もが、
「やっぱり 仕事していた方がイキイキしていていいね」なんて 感心しちゃったりして。
すっかり市民権を得ちゃっているんだよ。
オヤジも 「雇われているのは、気をつかわないからいい(^^)」なんてすっかりサラリーマン気分だよ。
先日のバレンタインデーでは、看護婦さんや
ヘルパーさん、事務の女性たちから、
あり得ない数のチョコをもらって、
オヤジ史上最大の興奮を見せていたよ(>_<)
「オレってもてるのね、 おまえは いくつ
も・ら・え・た・の???」
なんてイキナリッ勝ち誇ったかのような対抗意識・・・・
なんだそれーー。
で、実際オイラの完敗だったけれど・・・・れれれ・・・・
まあ、そんなに言うのなら、一度くらい見学にいってくるかーー!てんで 行ってきたわけよ。
御所見だから、クルマで20分くらいね。
随分広い施設だった。 クルマを横付けすると、
理事長夫妻が迎えてくれて、 恐縮したぜーー!
さっそく 親父がいるであろう「施設長室」へ通される。
「お^−−いたいた。 すっかり板についてますなー」
てなわけで、理事長夫妻+施設長に 館内を1周案内してもらったよ。
あんなに活力のあるオヤジを見たのは5年ぶりくらいだ。
家にいると、ケーブルちゃんねるで 時代劇だの刑事物だの TVばかりみているんどもの。
農業をしているときも、 それなりにうれしそうなんだけれど、 まあそれなりになんだよね。
あの時は、ちょうど、需要生活は変化が無くて つまんない・・みたいなこと、いいだしいたころ、でもあったんだよね。
やはり 白衣をマトっているときが、ストーーンとハマルよ。
まあ、介護老人保健施設なので ここで 治療を主体的に行っているわけではないんだけれどさ。
医者のライセンスには有効期限がないから 重宝するもんだね。 82才で供給サイドに立てるなんて 幸せね、
施設の屋上からは 富士山もよく見えてね、良い環境だよ。 それにしても広い・・ なかなか ここ快適だ。 空気がうめー(^^)
やっぱり 景色って重要だ、うんうん。
リクガメが2匹 癒しの係としているんだね。
普段はひろい庭をのそのそ 歩き回っているらしい。
本日は寒いので、室内でぬくぬくしているんだと。
ドックセラピーやホースセラピー、イルカセラピーは知っていたけれど、タートルセラピーは初めてお目にかかったな。
運命の輪は回り続ける。
人生の目的は悟ることではない。
生きることだ。
だって オイラたちは動物だもの。
そして、動物にしては、大脳が発達しているから、こうも言える。
「人生とは不十分な前提から、十分な結論をひきだすテクニック」・・・だと。
つねに、行動の動機のみを重んじて、帰着する結果を思うな!
大げさにみんなに見送られて 帰ってきたオイラでした。
「オヤジの この頃」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2015年2月20日
師匠のお父さんは 全国屈指の農業高校出身(広大な敷地に生徒個々人の畑がある)の 外科医。
引退されるまでは 親子 早朝 昼 夜関係なくお世話になった 何時もニコニコし そろばんで 計算されていた光景を思い出したね。
何年経ってもローカルな 出身地のアクセントの抜けない 郷土愛の強い いい先生だった やっぱり 白衣を着けている先生が一番活き活きしているね。
「人生とは不十分な前提から、十分な結論をひきだすテクニック」・・・だと。 自分の過去を振り返ってみてもその通りだと思う。
行動の動機のみを重んじて、帰着する結果を思うな!
結果を考えると 前進する馬力が かなり ローレベルになる 結果に対する自信が100%でないか…..
城戸クリニックも屋上に天体望遠鏡のドームがある施設になるのだろうな?
それまで 生きていたいよ!! 星空案内人様