雪の日に

目が覚めたら、なにやら外が明るい。　ほほー久々の雪かいな。　　外に出て偵察だ。　　

おんやー、オイラのオイラのクルマが人面車になっているではないか。
ワイパーのところが眼でドアミラーが耳で、ちょうどいいや､(*^_^*)
　　マジックバーなるものに行ってきたんだけれど、
あれって心理学そのものだよね。

オイラの子どもの時の趣味みたいなのが

将棋の他に、切手集めと、マジックグッズ集めでさ､今でもマジックには興味があるんだ。　

　　今はどういうタネになっているのかと、言うより、どういう話術とジェスチャーで人を錯覚させているのかというメンタリズムみたいなところに
興味が行くんだ。　　末期ガンの痛みを錯覚できたらいいんだけれどな・・。

　マジックというのは「常識ではこうであるはずだ」という裏をつくので「発想のトレーニング」に良いって
ドイツ人のなんとかっていうノーベル賞学者が言っててたのを、真に受けているいるのでーーす！　　　　
　　　
マジック＝心理学というのは、わりと的を得ていて、
中世ヨーロッパではマジシャンがカウンセラーみたいな役割を兼ねていたらしいよ。　
これは、天文学者が占星術師をかねていたようなもんだな。
　　
てなわけで、本日はこの辺のトピックでいこう！
　　同じく中世ヨーロッパでの話だよ。　　
そのころは「医者」という専門職がなくて、キリスト教の神父さんが内科的仕事をやっていたんだ。　信者からいろいろと相談されるでしょう・・・
その中には身体の不調を訴える人も少なくなかったんだね。
これを「僧院医学」っていうんだ。
　まあ、内科的仕事は僧院医学で担当したとして、はてな？

　　　じゃあ、　折れた骨をつないだり､出血の手当をしたり、歯を抜いたりという荒治療や血を見る「不浄な」仕事は、誰がやっていたと思う？
　
こういう手荒な仕事は、聖職者である神父さんにはできないんだ。
　そこでこのような歯科を含めた外科仕事は、なんとまー
「散髪やさん」がやっていたんだよ。これを「理髪外科」っていいうんだ。フランスじゃあ、18世紀中頃まで、理髪師と理髪外科は同じ組織だったんだ。
　
理容組合と歯科医師会が同じ組織だったってことね。(^_^)v
　　
今日、日本の散髪やさんの店の前にある赤と青と白の斜めの帯状の円筒がグルグルまわっているでしょう。
あれは散髪屋さんが外科を兼ねていた名残なのよーん。

赤は動脈、青は静脈、白は包帯を表す色で、それが外科処置の対象になっていたんだ。
　
日本では同じ会社が歯科用の治療用のイス（ユニット）と床屋用のイスをつくっているんだよ。
　この会社はタカラベルモントといってね、上野にショールームがあるんだ。

オイラが開業するときそのショールームに行ったらさ、
床屋さん用のコーナーに連れて行かれ、アホなオイラは10分くらい
気づかずに説明受けていたもんなー(T_T)　
　　　シャンプー台がでてくるまで気が付かなかったーー！
　
　ヨーロッパでは今でもこの「神父」と「床屋」のヒエラルキーを引きづって居て、内科医は外科医を下にみている。　
「頭だけで勝負するのが最高」というのが伝統なんだ。　
　手を汚すのは下々（しもじも）野ものがやることだって感覚だよ。　

　　　日本だと「神の手」とかいわれて脳外科や心臓外科の
先生が一番尊敬されているけれどね。
まあ、感性は国よってマチマチだよね。
おもしろいねー
　
虫だってヒカリが好きなのと、嫌いなのと2通りあるもんね、人間だってみんなが明るかったら気持ち悪いもんね。

「雪の日に」へのコメント

カテゴリー：院長ブログ  投稿日：2015年1月30日