マンモスの歯

マンモスの歯

P1040730.JPG本日は、マンモスのあごのリサーチにやってきたのだー! ここまで大きいと壮大だよね・・・
 専門分野の歯科から見る未来,
として、オイラの気を惹くのが、「法医学」なんだ。オイラの場合、医師ではなく歯科医師なので、頭蓋骨に限定されるので、正確には「歯科法医学」ね!
 
オイラの時代には大学でも、「歯科法医学」の教室を持ってP1040731.JPGいる大学は1校も無かった。
現在では、歯科大・歯学部29校のうち9校が教室を開設している。 
 
「歯科法医学」というのは、法医学のさらに枝分かれしたかなり、狭い分野で、死体の身元確認が、主な研究対象になる。 

 最近は 学校検診で 児童の歯の検診で「虐待されていP1040733.JPGる児童であるかどうか」などの状態が予想出来るんだけれどね。(これらの児童の間には特徴的な共通事項が口腔内にみられるんだよ)  

 今でも神奈川県警から検死中の遺体の口腔内写真がまわってきて
、「この人を特P1040776.JPG定してください」って、身元確認要請がルーティーンに来ているよ。 

 歯医者なら誰でも、治療したことがある患者ならば、「たぶん あの人だろう」というくらいは、職業がら、分かるもので、その段階であたりをつけてレントゲンに照らし合わせれば、確証できる。 

  警察もそれを期待しているわけなんだ。 しかしこれだと異様なまでに、時間がかかるし、少なくても歯科P1040774.JPGにかかった過去がなければ、見つからないね。
  これでは太古の昔のやりかただよ。  

米国FBIは、口腔内の状態や歯の摩耗の具合から、その職業や、生活習慣、年P1040769.JPG齢、性差、性格etcを、瞬時にプロファイリングし身元の正体を高速で絞り込む。

専門のプロファイラーが、検死体を、現場で見て記録すればいいだけのことだから、DNA検査に代表される科学捜査の結果よりも遥かにはやく、プロファイルできるというわけだ。  

身元がわからなければ、最初の一歩がでないし、そもそも事件として扱えない。
P1040770.JPG  
米国のTVドラマで BONES (ボーンズ)とかCliminal Mind( クリミナル マインド)って知ってる(^^;?

まさに、いま述べたような、FBIのプロファイラーが、プロファイリングして被害者像や、犯人像を特定して事件を追っていくストーリーなんだ。  
パソコンで、字幕付きで見れるよ。 かなりインタレスティングだよ。
「24」とか、「プリズンブレイク」みたいにシーズン1.2と続いて、おどろくほどクオリティが高いんだ。
P1040772.JPG「24」とか、「プリズンブレイク」にハマッタナーという経験者は 要注意! 
見ない方がいいかも、かっぱえびせん状態になっちゃうよ!   あー、やめられい、とまらない♪  〜
 
ちなみに、日本の「科捜研の女」や、プロファイラーものは、すべてこれら米国のTVドラマの焼き直しだよー。
 
yjimage-1.jpeg日本だと「歯科法医学」の教室に残っても、そもそも就職先がない。 
そしてプロファイリングまでできる専門家になるには心理学のプロフェッシオナルでなくてはならないので、ハードルが高いんだ。

ちなみにこのガイコツの模型、男女差つく?    
 
正解は 男でした・・・
これくらいはチョット訓練すればわかるんだP1040780.JPGけれどさー、
これくらいじゃあ、ダメダメヨ〜
 
アカデミー賞5部門受賞の「羊たちの沈黙」で主演女優を演じたジョディー・フォスター。 
彼女の役が、FBI訓練生クラリスで、設定はプロファイラーになっている。 
犯罪心理学のプロフェシオナルという位置づけだったね。  あの映画には度肝を抜かれたゼイ! 
  
で、でだよ、 本日のマンモスの歯のリサーチね、
オイラなP1040760.JPGりに、
プロファイリングしてみたんだけれどね、

これは子どもで、メス、 ケンカは弱い、性格は依存的・・・・
  
まあ、実際のところは誰もわかんないよ・・はひふへほ (^^;)

「マンモスの歯」へのコメント

師匠の性格は、目で見える現象を見てから かなり理論的な推理の世界に突入する。
が、『はやぶさ』のようには 戻ってこない どんどん ブラックホールに吸い込まれるように 
凡人が 見失う世界へ行ってしまう 少年の純な心が 何時までもある 全くうらやましい 限りだ!!
何時も疑問に思うのは 医学の世界は 旧態ぜんとしているのか 医学部と歯学部の垣根が撤廃されない ベルリンの壁でさえ いまや無くなった。少しだけ 医学部に口腔外科なるものがあるが 
人間の身体は 部品別に独立はしていないのでは 全体の臓器がバランスよく連係プレーをしているとき 人は健康が 何と素晴らしい事だ なんて考えない
歯が無くなり 食べられなくなって(痛くなって)から 今までの自己の生活習慣が原因なのに。
病院に駆け込み何とかしてくださいと… 身勝手だよね!!(その行動が 良い悪いとは言ってないよ)
健康を意識しない体制を維持していくのが 医学の基本ではないだろうか?
新しい部品に取り替えたり 悪いと専門家?が判断したら採ってしまう。
そこだけ新しくなったら 全体のバランスが取れるわけが無い
クライアントの手術前には 関係医師が集まり手順(ブリーフィング)をやり手順を共通の物にするそれほどドクターは前向きに行動して折られるが(長時間の手術なんか食事抜き)自分の命をかけ他人の寿命を永くすることに誠心誠意取り組んでくださっているが
長寿の社会は どうあるべきかを 真剣に考え 医術の進歩と平行して総合的に研究しているのだろうか?
 社会学 経済学 環境医学 交通医学なんて  きっとあるんだろうな?
PCがあり MRIがあり 画像処理技術が物凄い勢いで進歩しているが それを 現場で働く人が 大切な情報として 収集技術を上げ 管理技術を向上させれば 応用範囲は 無限にあるのでは
個人情報の管理は 大切だが 現場では 個人情報が 無ければ手の施しようが無いことが
山ほどある。
マンモスを使った問題の投げかけ 興味あるね。
日本は まだまだ 勘の匠の世界の部分が多い(決して 悪い事ばかりではない)

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カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2014年11月14日

         

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