うー,見えず
8日、久しぶりの皆既月食とのことで、湘南台文化センターの観望会に、出向いてみたよ。
湘南台は、なんせ近いからね、診療後で十分間に合うのが最大のメリットね!
ここの観望会の最高にいいところは、野外に大スクリーンで、天文現象の映像説明をしてくれるところなんだ。
こどもにもわかるように、担当学芸員がわかーりやすく説明してくれる。 これがいいんだよね・・。
子どもニュースを見ているように,実によくわかる!!
この日も天文少年がぎょーさんいたいた。
天体望遠鏡も4機も用意されていたんだけれど、結局終始曇り空で、 おつきさまが みえなーい!
月食というのは 太陽→地球→月が この順番で一直線になるときに起こる現象だよ。太陽の光が地球の影になって月に届かないんだ。
それなら真っ暗で何も見えないのでは・・と思うだろうけれど、実際は古い十円玉の様な色に見える。
これはなぜかというとね、太陽の光が地球を通るときに、地球のゆらゆらした大気に曲げられて、月に届くんだよ。
でも、大気を通ときに青い光は散乱されてとどかない。
赤い光だけが届くんで赤銅色の皆既月食になるんだ。
夕焼けが赤いのも同じ理由だよ。
この反対の原理で空が青く見えるんだ。
まーそれはいいとして、 曇っていて見えやしない。 スクリーンで国立天文台からの映像が中継されていて、それで経過を追うことで、今回は我慢だったよ。
トップの月食の写真はそのショットね
オイラの望遠鏡で見ればそれで、すむんだけれど、やっぱり、天文学芸員の説明が、魅力だよねー。
それにオイラより高性能の望遠鏡も配備されているしなー。
青系統のウインドブレーカーをきていったら、現地スタッフとまるで同じ格好になっちゃった。 1回だけスタッフと間違いられた。
「えらそーに 質問に答えておいたー」 質問者は大学生風の男子だったけれど、真剣にきいてくれちゃってて、なんか、わるいことしちゃったかなー。
次回の皆既月食は2015/04/04 だからねー。コレを逃すと2018年まで無いよ・・・。
それにしても、用意した天体望遠鏡を、片付けているスタッフの人たちが、「もー、わたしが。曇り女だから今回もゴメン」とか良いながら、あかるく後片付けしているのには、心地良かったよ。
お天気相手で、雨、曇りでいちいち 一喜一憂してられないんだろうね。 青色発光ダイオードでノーベル賞受賞した科学者達も、みんな、
「失敗は何ともおもっていない」というニュアンスだったもん。
自然科学は、無念のクリ返しの中からの偶然から生まれいずるんだということが、なんとなくわかるよ。
一流の科学者達は、ある問題に対しては、「ドーデモイイ」という解決法があることに気がついている。
なんでも、ただ一つの道しかないと思っていると、あっという間にいき詰まるもの。
すべての問題を自分ひとりで抱え込んだりもしない。
シャーロックホームズが、事務的なことは一切、ワトスンくんに任せちゃうようなもんかな。
一流のサイエンティストは仲間も部下も一流だからなー。
今回のノーベル賞も師弟関係だっていうし、頷けるよ。
逆に二流の科学者は三流の部下・仲間と仕事をするから、どうにも出口がみえなくなっちゃうんだよな。
うー、それにしても「曇りで見えず」は、残念やった・・・・
まあ、いいや人生は後ろ向きにしか理解できないけれど、前向きにしか生きられない・・ 照準を移そう
さーて、今日は上智の初日なんだ・・イッテキマース(^^)/
「うー,見えず」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2014年10月9日
宇宙関係の観測は 自然現象の観測なので 最高に良い環境で観測できる時と そうでない時に分かれる
しかも その日その時間を逃すと 数年か あるいは 一生見れないことも….
全く人生の色んな事との出会いと 全く同じ。
前向きな 師匠の考え どんな状況下でも 失われないのが 素晴らしい…..