京都へ 宇宙へ

京都へ 宇宙へ

P1010970.JPG花山(かざん)天文台へ行ってきたよ。 
 京都大学の理学研究科の付属施設なので、京大からも近いんだ。「蹴上」というところにある。
これで「けあげ」と読むんだってさ。 「けりあげ」じゃあない。 
ビックリしたのは、解説・説明に K准教授と、助手のYさん(大学院生なのかなー?)
の2人もいてさ、もうタジタジ! 

 オイラのレヴェルを勘違いされてはいないかととても不安になる。   それにも、優しく解説してくれて助かった。
 書かれた黒板の数式は正直全く意味不明だっP1010956.JPGたけれど・・・  
もう、質問したら、とことん
説明されちゃってさー、やばー(>_<)
 
2人の先生達は、本当に熱く説明してくれるんだよね。
  威張ったところが、微塵も見られないんだ。    
京大は自由な校風と聞いていたけれど、「どうやら本当みたいだ」  
 
これは関西の人はだいたいそうなんだけれど、話し易いので、オイラも失礼を顧みず、ビシビシ説明させてもらったよ。  
オイラが、太陽のP1020076.JPGフレアについて質問したとき、K准教授が、
「Yくん、君が答えなハレ!」って、助手のYさんにふったんだよ。

そうしたら、Yさんは、「あーまったく、仕事せーへん、博士や、少しは仕事しーや!」なんて、上下関係からしたら、信じられないような、会話のキャッチボールしているんだよな。 

   それで、Yさんが答えてくれたんだけれど、(右→写真ね)
P1020052.JPGYさんも勢いにのってわかりやすく説明してくれたよ。   
でも、「ハッブル宇宙望遠鏡の構造について」の質問をしたら、Yさんが、「専門外、 はかせー こんどこそたのむわー」なんて投げたんだ。 
いやー、K先生の話とっても、よかったよ:::オイラの実力をわかってきたK先生は、かなり言葉を選んで説明してくれたんだ。 
 あんなP1010990.jpgわかり易い説明は、そうそうないよ・・。 

想像するに、研究室でも、そのヒエラルキーに関係無く、活発に意見の交換ができているんだろうね。 なんだか、そうかんじたなー
  
京大の主力天文台は飛騨にあるもうひとつの方らしいんだけれど、こっP1020016.JPGちの古い望遠鏡は歴史的にも素敵なやつだ!  
 オイラのデジカメワークがイマイチでも、この日の土星だってこのくらいには見えるんだ。
  ね、どうみたって土星でしょう(*^_^*)  
 なんせこの望遠鏡手動でうごかしているんだ。 助手のYさんがロープ引いて照準に合わせるんだよ。 このレトロ感がたまんないねよ。 

 屈折望遠鏡では国内で3番目の大きさP1010964.JPGだってことだ。   
   天文台は、そんなに高い所にあるわけではないのだけれど、 携帯は圏外表示できもちいい。 最近はたいていのところでは繋がるので、それがかえってオイラは気にくわなかったんだ。  

太陽光のスペクトルを分析するシースローター望遠鏡というのも見せてP1020001.jpgもらった。 これはここにしかないらしいよ。(一番下・左の写真)

    さて、すっかり打ち解けたオイラは、シャッターを切って貰うときも、「おどけちゃったり」して、親近感を増しといた(*^_^*) 
それが許される雰囲気なんだよね。
オイラ相手に一生懸命でさ、感謝の意を表すると、
「京大のこと宣伝しといて」なんて 言う茶目っ気ぶりだもん。 

さらに調子にのったオイラは、次の日の祝日21日に、京大の研究室に潜入する作戦をもくろむ。そのためにホテルも抑えてある。
 P1020090.JPG調べたところでは、京大はキャンパスが3つある。
「吉田」「宇部」「桂」の3つ。 研究施設は「宇部」に集中していると、iPadにのっていたので、

明日「宇部」にいってもいいでしょうか? と切り出す。 
すると、K准教授、「なんで?」  
オイラはすかさず「先生は宇部で研究してらっしゃるんですよね・・」   K先生「いかへんいかへん、 吉田におる、ときどきな」   

 ガビィーン 外した。    しかも休日は休んでるって言われちゃった。 まあ、それはそーだよね。
 今日P1020075.JPGだって、絶対に特別なんだ。 オイラも礼儀をわきまえなくては・・ ドアをノックできるのも礼儀あってこそだもんね。 

 それでも「大学には休日でも入れるから、守衛さんになにか言われたら、名前を出しなさい」とありがたいお言葉。  

  オイラは、深くアタマを下げ、
「京大のなかで最先端の施設はは、理学部のあたりにあたりにありますか」   
 「最先端、さいせんたんなら、やまなかせんせいのところでしょう」P1020065.JPGとニッコリわらうんだ。

   やまなかせんせい、と言われてもね、ーーーーー 
 ん、ん、まてよ、もしかしたらiPSの山中教授のことか、
げげーきっとそうだ、そうか、学内にいるのか、

でも、施設の周りは警備がすごそうだな、大丈夫だ、
K先生の推薦で・・って事にして問題ないだろう。

 名前出して良いっていわれたもんねーうんそうしよう。
 扉を開ける魔法の言葉だ・・
「K先生の紹介です」

P1020037.JPG

「京都へ 宇宙へ」へのコメント

師匠は 早速休日を利用して 西へ。 京都市山科区の北花山にある 京大の付属施設 花山天文台へ。近くには 阿含宗総本山が山の中にある。
花山天文台は 人数限定だけれど 一般に公開している施設。
飛騨の天文台もそのように聞いているが….
太陽のフレアの論文は最近 柴田教授と留学生が学会に発表した形跡あり。
日頃疑問に思っている事を質問攻め でも、親切に説明をして貰い(どれだけ理解できたかは別にして 失礼!)感激の様子が よくわかります。
次の日の作戦は 失敗。でも多分 吉田の方にもいった気がする。
京大は 吉田と宇治それに桂の間違いでは?
宇部は セメントの町?
行動派の師匠の気力にビックリ。
8月中の師匠の進化?に興味津々。『脅威の年』になるのかな?

ピン・ジーンさんのご指摘の通り、京大は、「吉田」「宇治」「桂」の表記ミスでした。  ご指摘ありがとうございます。
  流石は ピン・ジーンさんのテリトリーですね・・・
オイラは、言われるまで、気づかなかったです(*^_^*)

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カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2014年7月21日

         

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