セルビア大使館 第二部
セルビアの民族衣装を着た 東京外語大学の民族舞踊団のチームがゾロゾロと登場したよ!
まさに圧巻(^^)/
みんなピタリと息が合っていて、本当に統制がとれていて、オイラ、スッカリ釘付けになっちゃたんだ。
相当に練習していないとあんな風にはいかないよ。
立食パーティーで セルビア料理が振る舞われた。 先ほどの外語大のリーダーとサブりーダーのところに、すりすりすり寄ったオイラは、彼女達と話せて、新鮮な衝撃を受けたんだ。
2人は外語大のタガログ語科専攻の4年生だよ。 タガログ語はフィリピンの言語だよ。
舞踊もフィリピン舞踊が専門で、
セルビア舞踊も一緒にやっているんだってさ。
毎週日曜日に8時間の練習をしているって言うんだよね。
それを4年続けて来た。 上手いわけだよ・・・・・
「遊びに行きたくならないの?」と、オイラが質問すると、「授業が早く終えた日とかに時間つくってマース」なんて屈託のない笑顔で答えてくれたよ。
2人ともフィリピンに一年間タガログ語の勉強と民族舞踊を学ぶ為に留学している。 フィリピンは環境的にいろいろ大変だったけれど、
「こっちは、学ぶ立場ですから・・・」とニッコリなんだ。
興味を惹いたのは、彼女達が他の日本からの留学生に会ったときの感想なんだ。
日本から来る留学生は100%近くが、「フィリピンの経済の役にたちたい、この国を貧困から救いたい」 といった理由でくるんだって。
一見すると、偉いんだけれど、言わば「上から目線」どうしてもそういう、振る舞いになってしまう。
彼女達はというと、本気で フィリピンの言語を舞踊を、リスペクトして来ているから、言わば「下から目線」になる。 前者と後者どちらが、現地でよりよく受け入れられ、どちらが学ぶ者として伸びていくかは、自明の理だよ。
普通に考えると、なんでタガログ語? って思うョね! 彼女達も両親にそう言われたって言ってたよ!
彼女達は、就職に有利な、とか将来役にたちそうな、とかの視点で学問していないんだよ。
だからなんだろうね、すごーく楽しそう(*^_^*)
オイラは 20カ国語ペラペラの種田さんの話をして、彼が外語大出身なので、「外語大に憧れている」っていったら、なんだか嬉しそうだった。
種田さんの事は「聞いたことあります」って目をパチクリさせたよ。外語大なので当然英語はあたりまえに出来る。
TOEICという990点満点の英語のテストがあるでしょう、 大学の平均点が、外語大がトップで860点
でICUが840点 、東大が830点とかだったから、いかに外語大の英語力がすごいかわかるでしょう。
まあ、東大は語学に特化せずにこれだから、やっぱり最高学府なんだけれどね。
彼女達に、「外語大の教授は20カ国語くらいできるの?」 ってふってみたらさ、「えー全然、せいぜい5カ国語くらいですよ」だってさ、
流石は 東京外語大学m(_ _)mm(_ _)m
話していても、言葉に命があっておもしろいんだよね。
「私達って変わっているから・・」って何度もいうんだけれども、 そっちの方が絶対魅力的だよ。
名詞を渡しておいたら次の日に、メールが来ていた・・
「ショーを見ていただいて城戸様のような感想をいただけるのはとても嬉しいです。 励みになりました。 今日も暑くなりそうですね、素敵な1日をお過ごし下さい」
もともと、オイラは、公立より私立の学校の方が合っていると思っていたんだ。
でも、最近の経験から変化がでてきている。
わかるかな・・ ?
それまでの思い込みをぶちこわすような新しい組合せ、固い心がフワフワになっていく
まっすぐな道が見えてくる 斜めの風の中
どうでもいいことなんて無くなる まっすぐ行く
「セルビア大使館 第二部」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2014年7月16日
師匠 今日のセルビア大使館 第二部 のブログ中身が最高に素敵だった。
東京外語大学の学生さんの 語学を学ぶ視点が予想をはるかに超えた回答。
本当にその国を知りたい 民族を理解したくて勉強をしている。
就職の為でなく 大学に入学している学生さんが まだまだ居るということに 感激!!
食べていく為にも 必要かもしれないが 『非拝金主義』でもワクワクする人生が送れるしそのような道が今の我が国にも残っていて
その道を踏みしめながら 前進している 若者の話を聞かせていただき 蒸し暑い夏なのに 何か爽やかな風を全身に感じ 安堵感のようなものを。
師匠 語学習得は 経済だけでなく 心を通わせる道具ですね。