ちょっと寄り道
一橋の経済ゼミに行く途中で上野に寄り道したんだ。
なんせ国立(くにたち)まで遠くてさ、途中下車しなくちゃ通学に飽きちゃうよ!
上野の森美術館に小一時間居たよ!
木梨憲武の個展がやっていると言うんでついつい・・(*^_^*)
木梨さんには勤務医の時に中目黒の横断歩道を一緒に歩いたことがあるんだ。 と言っても、むこうは意識してなかったはずだけどさー。
それ以来の仲??
面白い絵をかくなーって、北野たけしとともにオイラのアンテナに引っかかっていたんだ。
入ってみるともの凄い数の作品群・・・とても不思議だ、何が不思議かというと、「いつこれらの作品を書いているのかということ」 あれだけけTVに出ていて、これだけ大量に作品を残すことがどうも、物理的に理解できないんだよな・・。
よほど特殊な時間配分をしない限り、ありえない作品の塊なんだよ。
作品がどうこうより、そっちの方が気になっちゃってさ。
99%の人が、準備だけで人生を終えてしまう中、木梨さんは、芸能人としても、画家としても、夢が叶っているもんな。
この日の一橋ゼミで「時間感覚の同じ人が階層をつくっている」「時間感覚が鋭い人はピラミッドの頂点に向かい、時間感覚の鈍い人はピラミッドの底辺に向かう」という経済の根源とされる話しがあったんだ。
木梨さんは前者だな。
ひとつ前のK大の塾長が訓示で「忙しい人は夢が実現しない」といっていた。
自分の手帳をこれ見よがしに「今日は終日ビッシリ会議が詰まっていてオレはこんなに忙しい」と自慢する人がいるが、これはダメな実例だと・・・。
本当に忙しい人で夢を実現させて幸せな人生を送っている人はこの世にひとりもいないんだと言っていたんだ。 オイラにはズドーンときよ!
「情報で大切なのは集めるより捨てるコト」「群れから脱出すると時間が増える」「愚痴をやめると時間が増える」「人生において第一志望のことのみをやっていれば、時間はいくらでも生み出せる」などなど・・
時間関係の金科玉条はオイラにすり込まれているんだけれど、それを実践している木梨さんのような人のエネルギーに触れるのはいいもんだ。
なんか、スッキリ、クッキリ来る!
木梨さんの作品は、根本的にゆるーい感じだ。このゆるさがいいんだなって、オイラの本日の1番の収穫ね(^^;)
遅い決断はどんなに正しくても不正解だ。それどころか、決断に時間をかければかけるほど、「やっぱりやめておくか」になるんだ。
脳学者の茂木さんも人間は迷う時間が長ければ長いほど、最終的に現状維持を選ぶようにできている。って言ってたから、きっと科学的な裏付けもあるんだと思うよ。エビデンスありね!
本日のゆるーい絵を見てオイラの動脈を駆け巡ったヒントは
「力んで決断せず、淡々と決断する」ということだ。
決断という分岐点に立つと、いつも緊張でブルブルからだが、震えちまうてんじゃーねー。決断はそんなに力んでしないことだよね。
だって決断というのは別に特別なことではないもの。 朝起きて顔を洗ったり、歯を磨いたりするのとなんら変わらないジャン。
顔洗うのに、イチイチ緊張してたんじゃやってらんないよ。
結局、決断のコツって、力まず淡々とすることなんだと、木梨さんに教えられたようだった。淡々と決断する人は1日に100個の決断を軽くこなしていく。力んで決断する人は1ヶ月に1個も決断できないもんね。
自分で決めた決断に誤りはない。 人生に不運も無い。確かに短期的には幸運に見えたり不運に見えたりすることはある。 今、目の前で起こっている幸運や不運は人生の単なる断片でしかないから。
1日を1ピースとすれば 人生は3万ピースの巨大ジグソーパズル。明るいピースだけでは絵にならない。
それは美しい絵画が光だけでなく陰もなければ映えないのと同
こと。すべての広大なジグソーパズルは、芸術的な1枚の絵画であり、
モナリザやひまわりに匹敵する物語だ。
本日は、そんな物語の途中経過を見せてもらったんだ。 得した気分の昼下がりだった。
そして・・
そのままオイラは、国立(くにたち)へと踵を返した。
「ちょっと寄り道」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2014年6月1日
本日の オイラにとっての 最高の師匠からの贈り物
『決断は 淡々と行う事』
人生日々刻々と知らない間に 『決断』という行為を実行していることを 再認識
力まないで 時間をかけないで 決断を実行しないと チャンスを逃し 現状維持が 良いと思ってしまう
決断には 何も特別な努力をしなくて良いんだから。
第一志望に向かっているか 役立つかだけが判断基準だから
経済学の根源の金科玉条の鍵
「時間感覚の同じ人が階層をつくっている」
「時間感覚が鋭い人はピラミッドの頂点に向かい、時間感覚の鈍い人はピラミッドの底辺に向かう」
「人生において第一志望のことのみをやっていれば、時間はいくらでも生み出せる」
此れなんかも そうだね!て頷ける 同感できる こと。
師匠はやっぱり一歩先を進んでいる 実行している人
生き物には 不平等に見えるような 個々に異なる 生命の時が
割り振られている 与えられた 時を自分のために 有効に使う
今日の ブログの 提言と理解。