「はやぶさ」といっても新幹線じゃあない 

「はやぶさ」といっても新幹線じゃあない 

mig.jpeg先日、ISS(国際宇宙ステーション)での半年間の船長生活を終えた若田光一さんが地球に帰ってきたね!   日本人が船長なんて、ひとむかし前では「ありえねー」ことだったもの。NASAも洒落たことしてくれるじゃん。
 若田さんはユーモアのセンスが秀でているらしい。 
これがないと地球外で他民族をも指揮する立場には立てないんだね。
  
さて今日は、ISSの話ではないんだ。 「はやぶさ」ね、
また盛岡の話かと思った?  ちがうんだなー
小惑星「イトカワ」まで行って《微粒子》採取してもどってきた可愛いヤツね!  国立科学博物館でその《微粒子》が見れるんP1000769.JPGだ。一般公開中だ!
 
それにしてもさー微粒子過ぎちゃって、顕微鏡で覗いて「んっ!(>_<)」っていうくらいのものなんだ。
もっと、胸の奥にジーーーーンと来るのかと思っていたんだけれど、なんだか拍子抜け!
 
むしろ「はやぶさ」 レプリカを見て、こんな小さいのにヨク旅したよねーって気を奪われたよ。
P1000775.JPG何を考えながら旅して帰還したんだろうね。
「この孤独」は地球人には解らないよね、なんだかこの間、観た映画「グラビティ」を思い出したよ。 
よく経営者は孤独だとか リーダーは孤独だとかって、言うけれどさー、「甘い甘い絶対にあまーい」 はやぶさの気持ちをかんがえろってんだー
そう思って二度も《微粒子》を覗き込んだオイラ。  

 結果は同じ「んっ!(-_-)」だったね。 もうちょい大きくて岩みたいだった実感あるんだけれどね。
 砂のカケラみたいなんだよ! 
P1000773.JPG常に10人くらいは顕微鏡のぞき待ちの列を作っているんだけれど、みんな覗き終わると「えっつ!」感じの表情になるんだ。こどもなんて、「はやぶさはどこー?」とか顕微鏡に目をギュッとくっつけながら言っているんだ。

それでお母さんが、「優しい子には見えるのよー」なんて、言っちゃってるわけ!  それで、「あっつ見えたー」なんて言うのかと思ったら、「見えない見えない」ってガタガタやっていて順番待ちのオイラ達を和ませてくれたんだ。

まあ体験としてはよかった、「はやぶさの持ち帰った微粒子P1000785.JPGを生で見れた地球人はそうは多くないはずだもの」 

 外に出ると、これまた、どでかい シロナガスクジラのレプリカがあるんだよね。コレはかなりの迫力だよ。
 さすがは海原の帝王だ。ダイビングしていてこんなのに出くわしたら、完璧にピノキオ状態だね。 
それにしても、これってどうやって作るんだろう? 鎌倉の大仏並みの技量が必要だよ。
P1000783.JPG 国立科学博物館には常設展示で動物の剥製をもの凄い数で置いているんだけれど、これには全く興味ないや! 
なんか気持ち悪いんだもん・・ちらっと見てソッコーで逃げてきたよ。
 P1000804.jpg
反対にちょっと歩くとブロンズの彫刻が野外展示されているんだ。 こっちはオイラ好み 『思考』と『躍動』
が見事に対峙していて、また癒合している。

この重い扉を開けるにはどうしたらいいのか? と問いかけられているようだ。  『思い』と『身動P1000797.JPGき』 どう駆使すればこの扉を優しくそっと押すだけで動かせるのか?
  このとき、ふと先ほどからひっかかっている何かが、オイラを押し上げた。 JAXAとかで人工衛星の本体を見たことがある人は同様な思いを抱くと思う。
「なぜ、はやぶさや、人工衛星はあんなにチャチーのか?」・・・と。 一見すると段ボールに金の折り紙貼った見たいにしか見えないんだよP1000801.jpgね。
    
オイラ的に言うチャチー方が良い理由があるんだろう。 強靱でなければダメだという思い込み。
この扉も、ヘラクレスでなくては開けられないという思い込みか?
 
オイラの前にある数々の重い扉・・・もしかしたらスーーーと開くのかも知れない。
 そのために必要なのはなんだ! 「経験と叡智か」・・・
なんだか腹がへったぞ!

上野駅に隣接する食堂に入って、奮発してなんとか御膳を頼んだ。
P1000811.JPG腹いぱいになったら思考回路がストップ・・・
先ほどまでの哲学のプールで泳ぐオイラは消滅し、帰りの電車の中で寝まくりだ。

あやうく藤沢駅を電車の窓から見ているオイラになるところだった。
P1000795.JPG(T_T)

「「はやぶさ」といっても新幹線じゃあない 」へのコメント

宇宙に憧れを抱く 師匠 休みの日に国立博物館の内外見学。
身体を動かし 新緑と雑踏の中での 日常生活からの解脱。
忘れかけている『はやぶさ』のワクワクした経験 小惑星「イトカワ」からの孤独な帰還。
大きくて強靭な物だけが、難題を解決するのではないことの インスピレーションを手に入れた 師匠 師匠の今目の前の扉も いとも簡単に 開くかもしれないというヒント。
必要なのは 『苦しんで手にした経験と 真剣に学んだで得た叡智』が 力を貸してくれて 肩肘張らなくても 目的地への 目の前の扉が 風の力だけで 努力してきた人たちには 難なく開くのではないだろうか? 
自己の目的を達成する為には 道から外れない日常の努力と 手を抜く事の いい訳を考えない ことであろう。
そんなに 前に 前に進んで何が楽しいか 此ればっかりは 他人に説明できないこと 実行している物だけが 味あえる 秘密の果実。 
味も 美味しさも 手に入れ 口に入れたときにだけ 解かる 謎のもの。

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カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2014年5月23日

         

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