幻想交響曲「なゆた」第三章
第二章で、「そう 急ぐこともないだろう..!」なんて言ったものの この日からまずは1と2の試験を受け付けるという掲示が出たので、オイラは無謀にも、即受験申請。
セッカチだからな・・自身でもよくわかっているよ。
でも、「チャンスは蓄積できない」
他にも受験申請した人がいたけれど、赤道儀望遠鏡を持っていないのはさすがにオイラだけだった。ちょっと、焦る・・・。
テストは星空のゴールデンタイムみたいな時間に行われた。 先ほどまで、そう感じ無かったのに、 この時、天球を見てもう、唖然。
「な、なんだー」 「星しかないではないか」 生まれて初めてだこんな光景は。
さすがは天文台公園、山のてっぺんの真っ暗な場所にある理由が
明らかになってる。星は実際に降っていたと思うんだ。
キラキラキラキラ降ってくる。
揺さ振られ揺さ振られ琴線に触れる。
肺腑を衝く致景。
テストの
順番のくじ引きの都合でオイラは 2の望遠鏡のテストの1番手だったんだ。
これがもう、全然ダメ、とにかく星の数が多すぎて、アルクトゥールスを導入して下さいなんていわれても、望遠鏡を空に向ければ、無数の星がファインダーの中
に入ってきてもう全く区別がつかなかった。
「いくらなんでも 星の数が多すぎる」
持ち時間の間に赤道儀望遠鏡を使いこなし、パッパ!と星を入れてい
かなくてはならない。あっという間に時間切れで、当然の落第点だった。
まあ 当然の結果だ!でもいい経験になった。 1回の受験回数を捨てても十分に価値はある。
勝ったら自信、負けたら経験だ。
しょぼくれる間もなく、1の星座の試験へ・・・
こちらのほうは、湘南台のプラネタリウムに通い詰めた効果でなんとかパ
スできた。しかし ほんと多すぎてわけわかんないよ。 けっこうシドロモドロだったもの。
「 金星は?」 と言われて「マイナス4等星ですから南西の空を低くかなり明るく煌めいているやつでして、えーと」といいながらさがしても、明るい星だらけでさ・・もう寒空も、全然寒くないよ・・・あつあつい。
今週、フルちゃんが(小学校の同級生で天文マニア、虫博士。 彼の子供が矯正しているのできた)来院した。
「なゆた」の
写メを見せて魅せて自慢げなオイラ(^^)/
「これでM57 とか見るんだよね」
『いいねーこと座のリング星雲か・・』 「おーわかるねー、M16はなーんだ」
『きどちゃんさー、あのさー
その質問はないでしょー わし星雲ね、 そーかーきどちゃん、よく勉強してるんだね』
「それがさー赤道儀の試験落ちゃったよ」
『あんなの慣れだよ、それだけ・・』
「もう 星が多すぎて入れられなかった」
『わかるなー、その理由、 えー いいなー、 えーいいなー』
普段無口な フルちゃんも、宇宙関係になると
ちょっとちょとウルサイ ぞ(^_^;)
因みに
フルちゃんのお父さんのことは以前 オイラブログで紹介したよ。
オイラに将棋の手ほどきをしてくれた人なんだ。 覚えているひといるでしょう・・・。
「明日からがんばろう」という発想からはどんな芽もふきはしない
・・・・ということを教えてくれた人生の先輩だ。
「幻想交響曲「なゆた」第三章」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2013年11月6日
4日のマー君の話から 本題の『宇宙小僧』の西はりま天文台での 講義の内容に転換。
赤道儀望遠鏡を持っていなくて 指示された星座をすぐに 映し出す技は訓練が不足だったのだろう。
『下を向くことはない』未だチャンスはある!!
1の星座の試験は 記憶 訓練(湘南台のプラネタリウムでの)を 行っていたのが 役立ち 頭で覚えた事を口ずさみながらの結果がパスを認めた。
『明日から勉強して頑張ろうではなくて』
昔教わった事を身に付けていたから
試験にすぐに トライしたその結果は 多くの物を得たのではないでしょうか?
『勝ったら自信、負けたら経験』 正に良い経験を手にしましたね。
天文マニアの彼と対等に話せる師匠がうらやましいし
彼がワクワクして話しに乗ってきている様子が手に取るように解かる。
人生では きっと このことが 大切なのではないか?
試験に合格する事プラス 人を吸い込む話題を持ていることは、どんなに楽しいことか・・・
『宇宙小僧』の行き先は 遥か先にあるのではないか・・・
今日は インドでも 火星探索衛星の発射に成功したし 7日にはロシアから 日本人初の船長が乗り込む人工衛星が打ち上げられる予定だ
天空には 夢が一杯あるのだろうが
それは、『宇宙小僧』にしか夢中になれない世界なのかもしれない・・・・