天使の手
風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいときって、 あるよね・・。
小さいときね、「3つの願いを叶えてくれるとしたら、どーする」って,イノパン兄弟達と、話したてことを思い出すよ。 みんな同じ答えだよ。
「空を飛びたい」ってね!
どの子も、みんな同じ気持ち、それに拍車がかかった兄弟が、ライト兄弟さ。
同じ3つの願いでも、オトナになると、「金持ちになりたい、出世したい、ハーレムしたい」って変わっちまう。 これじゃあ、淋しいでしょう・・とっても。
コドモはオトナの才能を引き出す天使だって、ある芸術家が言ってた。
でも、実は引き出すっていうより、天使っていうのはオトナを天才へ導いてくれるんだ。だから 極端な話、オトナは才能なんていらないわけよ。
だって、天使のコドモが「天の才能」に導いてくれるんだもの天才はいつでも楽チンさ。 だから言うでしょう・・楽天家って・・・・。
前号のマラソンブログに登場てくれた6歳くらいのお菓子を配っていた女の子は、実際オイラにだけ、お菓子をくれて、オイラにだけ声をかけていてくれたわけではない。
「しんじて はしって」っていう彼女は、笑ってなかったんだ。
ニコッと笑顔で、手渡してはくれなかった。むしろ、泣き出しそうな・・・。
彼女の口は一文字で、とっても温かいひとさし指がオイラの手のひらに伝導した。 そんな天使の心を、受けれるオトナで居たいと、そんな風にいつも思ってきた。 素通りしてしまうオイラでは、失格だと想って、今まで来た。 だから あの時、想いを受けれたオイラ自身にも、
何とも言えないぬくもりを感じたんだ。 自分に安堵したかのように・・
ラスト2キロの道が、輝く小道に変わっていった。そりゃーキロ5分で行けるさ。 「天の才能」が伝導したのだものね。
天使たちの思いを振り返ることを、求めているのだろうか、 オイラは時々、児童書を読み返すんだよ。
といってもお気に入りの3作だけだけど・・・。
みっつとも 教えちゃうね(^o^) 一番のお気に入りは 「エルまーの冒険」の3部作 これは、もうホントに素晴らしい。 作者のルース・スタイルス・ガネットは女性で、トッテオキの挿絵は作者のお母さんが描いているんだよ。 まさに エルマーの「空を飛んでみたい」って願いから、物語はキラキラ、ドキドキと展開していくんだ。 こんなに冒険心に火を付ける物語をオイラは、他に挙げられない。
次のお気に入りは、サンテグジェペリの「星の王子様」 、何度読んでも、同じところで、強く胸を撃たれる。まさに撃たれるんだ。
3つめは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」・・オイラが、宇宙に思いを馳せるようになった張本人なんだ。
オイラさ、雑踏の中に、幻をみつめるようになることが、とても怖いんだ。
見えない太陽に向かってトリたちがうた歌い、驚いたように、地平へと羽ばたく。
プラタナスの枯れ葉舞う冬の道で、プラタナスの散る音に振り返る。
まるで昨日と同じ海に 波を残して 旅人の船は、
小さくなっていく。
操作された新聞記事上の中だけで生き続ければ、
オイラ好む、
こんな ような 感性が
孵る(かえる)ことはないんだ。。
「天使の手」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2013年2月2日
『天使の心が解かる』人生を半世紀生きてきた 人が言う事は脅威に当たる 汚れていない心 素晴らしい感性そんなものがないと 暖かい人差し指の温もりも感じなかっただろうしプラタナスの葉の散る音に振り向く心は 晴れた澄み切った青空のような心を維持していない人には 振り向かせてくれない。
なんともすがすがしい 原点に返る事の大切さを教えてくれている師匠のブログ。 感謝!