信州・上田
熱い炊きたての飯(めし)を、フーフーいいながら手で、まるめていくエプロン姿のお袋、
それを今か今かと、待つ腹をすかせたオイラと弟。
この白くずっしりして、丸く温かく、そしてやわらかいにぎり飯には、お袋の素朴な愛情がにぎりこまれているようで、うれしかったんだ。
だから、なんていうのかな、白い飯の塊に、塩や醤油で味付けするだけでもう十分に美味なんだ。
そんな記憶が、オイラの脳随に住んで居るらしくてね、おにぎりとか、肉まんとか、ジャムパンとか、
ひとかたまりになっていて、口にほおばれる食い物が、大好きなんだ。
そこで、これ! 信州上田は、「おやき」だよ!
先日、戸塚駅に降りたらさ、サムライ姿の人物が、居るんだよ。その周りに忍者姿の男女がちらりほらり・・
オイラは、不思議に、目を細めて立ちん坊・・
そこへ、忍者のひとりが、やってきて、
「4階で、信州上田物産店やってまーす! どーぞ 覗いて行ってください」 ・・・・
信州上田だって、!! それは、オイラの好きな戦国の武将・真田幸村の上田なのか・・・
『それって、幸村の上田?なの〜?』 「そうですそうです、ご存じですか?」 『真田一族、六文銭・・好きなんだよな・・幸村』 「あそこに、おられるのが幸村様です。是非、会ってやって下さい」 『えー、じゃあ、写真撮らせてもらおうかな・・』
「では私が、シャッター押しますから、一緒にドーぞ!」
『 そう、 じゃあ、お願いしようかな、ところで、あなた方、忍者はなんの役なの?』
「いやだなー ジュウユウシですよ」
『ジュウユウシ? あー! 真田十勇士か! 』ということは、この人は、猿っぽいから、猿飛佐助で、あっちにいるのが雲隠才蔵ってことだな・・。
そんなわけでさ、それでは、「チーズ、のかわりに ジューユーシ!でお願いします! ハイ、ジューユーシ」
いやーオイラも、どーにも成らなくて、ハモッチャッタけどさー♪ 女子高生風の団体が、面白そうに集まって来てて、
さながら、浦島太郎にでてくる
「こどもにいじめられてるカメ」みたいな状況だったね・・・
そんなんで、幸村&十勇士のみなさんと、打ち解けたオイラは、「おやき」を、まんまと買わされたのさ(^^)/
一個おまけしてもらった! シール好きのオイラのために、六文銭のシールも沢山くれたー!
六文銭の意味は去年もオイラブログしたけど、大切なので、復習しちゃおう!
これは真田氏の家紋なんだ。 死んで、三途の川を渡る時に、冥銭がいるんだよ。 船頭さんに渡すんだ。それが六文だ。「六文銭は、三途の川の渡し賃」
「いつでも、川を渡ってやる」・・その覚悟を六文銭の旗紋に掲げ、真田幸村、真田一族は、
強大な的、徳川家康に、あくまでも抵抗し、滅びゆく豊臣家の為に、命を賭けて戦った。戦術に優れ、わずかな兵で、何十倍もの敵兵を、堕とし、「日本一のつわもの」と呼ばれている、数々の伝説は、あまりにも有名。
オイラは、この幸村に、勝った負けたではない、戦国の武将のロマンを、近くに感じるんだ。
森林の枝を漏れる朝陽が、山の冷たいわき水できた小さな川に、
底の方まで、緑色に差し込む・・・・・。
「おやき」・・とっても美味しかった。(^o^)・・・上田から来た、真田一族とのちょっとした交流もヨカッタヨ!
こういう、くだらない時間が好みなんだ。
知ってる?「忙しい」って結局、何かに使われている状態だよ。
夢を掴んだヤツより、夢を追っているヤツの方が、力を持っているものだ。・・・・見誤るな・・
真田幸村
「信州・上田」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2013年1月17日
『お袋の味』これは何歳になっても目はそのときの情景を 舌はその時の味を 体は その時の 雰囲気を決して忘れないものですね。お焼きの味 おにぎりの味 本当に 懐かしい 食の原点の味
塩味 しょうゆ味 味噌味 全て素朴だけれども 一口 口にすると子供時代を お袋の若かった時代にスーと帰れる 素晴らしい食べ物。
ちょっとした出会いから 師匠は夢の大切さを 真田幸村を借りて自己反省 そしてオイラ達への貴重な忘れかけている 生きる原点を示してくださっている 今日のブログ 上田は今頃雪の中かも オイラの今は 雪の中で春を待つつくしかもしれない。 今日も 頑張るぞ!!