アンパンマン覚えてるー。 小さいとき はいしゃさんに 居たー 。
弟と、一緒に、みるのが 楽しかった。
もう、いないんだー わたしも逢いたいなー
史上・最弱のヒーロー
「こんな絵本は、これっりにしてくださいよ」
この絵本を、出版した当時、出版社に60歳、近くになっていた、
やなせさんが言い放たれた言葉だ!!!! さらに、アンパンマンが餓えた人に、アンパンマン自身の顔を食べさせるシーンは「残酷きわまりない」と、大人たちは、一斉に声をあげたんだ!
児童書の専門家たちからも、「ああいう絵本は図書館に置くべきではない」と散々酷評・・・・・でも、やなせさんは、こう思っていたんだ。
「人を助けようと思ったら、本人も傷つくことを覚悟しなければならないと・・・」 自己犠牲の覚悟がないと、正義は行えない。アンパンマンにとって、食べてもらうのは嬉しいことなんだ。
だってそうでしょう(*^_^*) マズいパンなら食べてもらえないもの・・・
当時、ウルトラマンや、仮面ライダーといった、強いカッコイイヒーローものが大ヒット、そんな中、
アンパンマンはマントはつぎはぎ、なんせパンだから、雨に濡れただけでも弱ってしまうという、世界最弱のヒーローだった。
やなせさんは現在93歳で現役だ。永ちゃんも、ビックリだよ!!
だから戦争を兵士として経験している。そして、弟を、その戦争で失う。 餓えていった弟を目の前にして、やなせさんの辿り着いた、血潮が、どんな状況でも、ひっくり返らない正義は、「ひもじい人を助ける」ってことだったんだ。
困っている人に、自分のアタマをちぎって食べさせる、こころ優しい最弱のヒーローの原点がそこにあった。 やなせさんが、一番書きたかったのは、
お腹を空かせている子どもに顔を食べさせて、顔が無くなってしまったアンパンマンが、エネルギーを失って失速するシーン!
こんな素敵な失速ってあるかよ・・・・・・
でも、アンパンマンは、「なんだこのパーマンみたいなできそこない」ってことで、世間からは黙殺されていた!
ところがどっこい、 こどもは敏感なんだね・・・幼稚園では、子どもたちが、「あんぱんまん」(当時はひらがな表記)を、読んで読んでと、先生にせがみ、何度買い換えても、ソッコーデボロボロ。
文字も読めない3歳児の声が、大人を動かすザワメキとなり、天の声に色を変え、全国ネットでひろがった。
アンパンマンはついにアニメ化に至った。 ピュアな声だったんだ! おかげで、オイラも、アンパンマンに出逢えたってわけだね。
やなせたかしさんは、50歳まで、失意と絶望の日々だった。「アンパンマン」の絵本を書いたのは54歳の時、出版社にもっていって、ブレイクしはじめたのは、60歳を超えてかだ。同期と思っていた、仲間は、次々にマンガ家として名を馳せていく・・・・新人には、軽く追い越され、蔑まされる。
「なんで おれだけが・・・」 ・・・・
「結局、絵も下手だし、才能無いんだ・・ダメなんだ・・おれなんか・・」
そんな、毎日の、ある日の真夜中、やなせさんは、仕事机の側にあった、懐中電灯を冷え切った手に当ててみたんだ。 するとどうだろう・・血の色がびっくりするほど赤く透けている。こんなにも、気持ちは萎えているのに、カラダにはこんなにも真っ赤な血が熱く流れている。
「オレは、生きているんだ・・」
この、夜の出来事をキッカケに、やなせさんは、もう一度いきいきとペンを握る。 認められ無くったっていいんだ、 オレは生きているんだ。
「手のひらを太陽に♪」 ご存じ、ミミズだって、オケラだって、みんなみんな生きているんだ、と言う詩。
やなせさんが、あの絶望の夜を、詩にしたんだ。真っ黒な泥の中で暮らすミミズに自分を重ねて・・・・
絶望と希望はコインの裏と表・・隣り合わせだ。
オイラはこのアンパンマンのエピソードを知ってからすっかり、アンパンマンが可愛くて、クリニックの小さな中庭に石の銅像置いていたんだよ。
今は、CTの診断室になっちゃってるところね! あそこ、もとキッツルームだからね! 記憶にある人も、いるでしょう? ひとりでは淋しいだろうから、バイキンマンも一緒だった! こども
の背丈くらいある、石彫りの、おおきな立派なやつだった!
改築のときに、もらわれていったんだけど、
あいつ元気にしてるかな! なんか逢いたいな・・(^_-)
「史上・最弱のヒーロー」へのコメント
アンパンマンに そんな話が隠されていた なんて知らなかった。 子供の力は凄い!! 師匠の中庭の石造アンパンマンに心癒されたキッズクライアントが 大勢いたんだね。 オイラの孫も大好きみたい。 オイラの子供に何べんもせがまれ読み聞かせた絵本。 何て長生きする名作なんだろうて、単純に思っていたオイラ だって2歳にもならない子が片言で一人ひとりの登場するキャラクターの名前をオイラに必死に説明するんだもの 師匠が取り上げるブログのテーマが凄いよ。
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2012年12月27日
そろそろ、今年、最後のブログなのでしょうか?
娘と、私、 この一年、オイラにどれだけ、助けられたか、わかりません。 私は、特に、九月ごろの、江守先生に、かかわるブログに感銘をうけました。母が、教職に、就いていたので、江守先生の苦悩と希望が、私なりに、理解できるんです。妹さんの、リエさんも、素敵な人だと思いました。
オイラの妹さん、ですもの、当然と、いえば当然なのかもしれませんね! 娘は、美術の話が、好きみたいです。
それでは、来年も、よろしくお願いします。
いつも、生きて行く、勇気をありがとうございます。