旅客機の裏側
ANA(全日空)の機体工場見学に言って来たー!
羽田ね・・・・かなり楽しかったっす(^^)/・・
これは、日本歯科大の校友会のイベントの参加して実現したものね・・ もともと、団体行動を極端に嫌うオイラは、
こういったイベントにはほぼ不参加なんだけれど、
今回は企画が良かったので、即、参加表明ファックスを返信したところ、
「ホントに来ますか?」みたいなレスポンス・・
「いやー企画が良ければいきますよ−、今度はNASAツアーでおねがいっす!」と、暗にツマンナイ飲み会だけの企画はいかなーい!とアピールしといた・・(^_^;)
ANAが自社の仕事ぶりを、世にアピールする為に行っている、機体工場見学ツアーは、恐るべき人気で、なかなか予約が取れない。
こういったものに人気が集まるのは、とってもいいことだなー!
飛行機の整備士にも、一級整備士とか二級とかランクがあるんだね!そして、それは、機種によって、取得するというのは、当たり前だけど、チョット驚いたな・・。
要するにボーイング787は一級だけれど、777については二級とかって話になるわけね!
大きなくくりで、ジャンボジェットの整備士一級とか、そういう風には成ってないんだね!
この格納庫には7台までジャンボジェットが整備では入れるとのこと。 これをドッグ整備って言うんだってさ!
飛行機ドッグね・・・人間ドックみたいでしょう^^ 一ヶ月点検、3ヶ月点検みたいな定期点検はここで行っているんだね!
これに対して、各地の空港で、飛行ごとに到着した航空機を出発までに、くまなく整備するのがライン整備。
羽田だけで、ANAには800人の整備士が24時間体制で、「空の安全」の為に、働いているんだ。 「安全」こそ生命線だものね!
つい最近、韓国まで片道980円なんて、冗談みたいな料金設定の格安航空が業界参入してきたけれど、怖くて乗れないよ・・ 資本主義下にあって、その価格設定で来たからには、この整備安全面で人員削減するしかないもの・・
ANAの案内の人に、ソコンとこを、突っ込んでみたら、苦笑いしながら、お茶を濁していたけれどね(^^;)・・
「是非、空の旅をなさるときはANAで、お願いします。ANAは万全の体制です。」と・・・・・!
「整備士の必須条件は、何だと思います?」と言う質問をされたので、「それは飛行機の工学知識でしょう」と自信満々に答えたら、
「ブー! 英語です」とのこと。 旅客機は9割が米国製、1割がフランス製で、いずれも、飛行機のマニュアルが英語で書かれているし、詳細をボーイング本社や、エンジンを作っているGE社や、ロールスロイス社に問い合わせるときも、すべて英語でやらなくては成らないからとのこと。
山梨の小学生のグループが見学で一緒だったんだけど、小学生がこう言った企画に参加する意義は本当にデカイ! この中の何人かかがこんな職業に就きたいって思うだろうし、じゃあ、英語もがんばろーって気になるものな・・!
オイラの時代はこう言った職業があるなんて知らなかったもの・・・ 整備士の人達、カッコインダヨネ。
働いてイル姿はホントに、惚れ惚れするよ。 みんな「空の安全」というひとつの目標に向かって、命を削ってやっている。
整備士はそれぞれ専用の工具箱を持っていて、すべての工具には自分の名前を彫ってある。作業の前後に必ず工具の数を確認し、工具を無くさない様にするためだ。整備中に工具を飛行機の中に置き忘れたら、そこから大きな事故に繋がるからだ。
どンな職業でも道具を大切にしないヤツをオイラは信用していないんだ。 道具を大切にするものは、いい仕事するよ。
整備工場内にも、案内役の人が自慢して居た通り、ネジひとつ落ちてないし、完璧に整理整頓されていたよ。
見学前に紹介映画を観るんだ。そこで、777の一級整備士の人が一番大切にしていることは、
「正直であること」 先輩からも、この点をキツク言われてきたと・・・・そして
「どんな時にも希望を持ち、飛行機に希望をも、乗せ、整備すること」
ジャンボジェットの整備は自転車の整備とは次元が違う。 ウソがあったら墜落の危険にさらされる。 自分の整備したジェットがテイクオフして、大空に向かって行くとき、とてつもなく生きる喜びを感じると・・・・・
自分の心からの思いをも、乗せてると・・・・・・うーーん!素敵だよね!
人生は自分が何をどう言うかによって支配される。
決して環境が、オイラやあなたを支配している訳ではない。
人生の果実はまさに 自分自身の唇が育ててきたものだ。
努力する人は、希望を語るし、怠ける人は不満を語るものだ。
勇気のある言葉、思いやりのある言葉、希望に満ちた言葉、あるいは汚い言葉、卑しい言葉。そのすべてが人生を左右する。
「旅客機の裏側」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2012年10月21日
人の命を預かる仕事には、素人が考え付かない重要なことが一杯ある。
師匠の今回のブログにその事が 切々と書かれている。
実行している人でなければ出てこない言葉。
そしてその言葉を使っている人は前向きで素敵な惚れ惚れする人生をおくっている。
オイラは?どうなのか 考えさせられるーーーー。
現場見学から学ぶものは 学ぼうとする人には 宝庫。
学ぼうとしない人には 何にも心に残らない ただ通りすぎていく景色 明日になれば忘れてしまう
限られた人生 一杯知らないことを手に入れる面白さを経験する事も良いことだろうと思う。