トレラン報告・2分の2
後半開始は12時46分 、この頃になると、日差しがギラギラと来る・・
喉もとてつもなく渇くんだ・・・ランチタイムにぶっ倒れていた時に、他のメンバーの楽しそうな話し声が聞こえてきたんだ。
どうやら、通常のフルマラソンに物足りなくなった人が、トレランを始めるらしい・・・
トホホ・・・通りで、みんな速いと思ったよ・・もう反則だよな・・ オイラだけだもんな・・・
ランチタイムに倒木のように成ってたヤツは・・・・
女性ランナーのひとりは、バッタを掴まえるのに夢中になってたよ・・ 何という体力だよ・・・ありえん・・
あんな細いのにな・・・ 後半の道は、あえて獣道みたいなところを、
行くので、もう心は、ヘナヘナ・・・・
カラダはガタガタ・・・
途中に『クマ出没注意』なんて看板があったよ。・・ここは北海道チャゥゼイ!!!
「なんでクマがいるんだよ・・・」勘弁してくれ〜
逃げ切れるエネルギー無いよ・・・
きっとオイラなんて、真っ先に喰われるよ・・
「ポチャポチャしてて美味しそ
うだもん」(>_<) 他のみんなは、脂肪がなさそうで、不味そう、だからクマちゃんは見向きもしないよ・・
とにかくここまで来たら、他
のランナーと同じ景色みながら、壁を越えなくては・・
「昨日までの、風景と違う風景を見る」というのは、オイラの理念だ・・。 それが例え、オイラが望まない風景で
あったとしても、同じ風景を見続けるよりは、愉快だ。
同じ風景ばかり見ていたら、オイラはオイラ自身に飽きてしまう・・こんな辛いことはない。 それを
オイラは地獄と捉えて居るんだ。
後半も、キツイ・・これ以上息が上がったら、棄権した方がいいかも、って3回くらい思ったよ。 走りながら、オイラは
周りの景色に目をやりながら、ふと感じたんだ。
砂や石、土、水・・通常オイラ達が生命などないと思っているものも、永遠と言っていい長いサイクルの中
で変化し続けていて、それはイコール、オイラ達の計りを超えた・・・・・生命なんじゃあないか・・と・・ 死ぬことは、その命に戻ることだ・・・
約
40万年前に原始生物が誕生した瞬間から、今日に至るまでオイラ達の生命はつながり、循環し続けている。
そう考えれば生命はまさに不滅じゃんか!!!
死を恐れることはない。
そもそも、びびって逃げ回る者に・・女神は微笑むはずもないっ・・!
『生命は一個人を超えた壮大な輪廻だ!』
うー
ん! 自分で言って自分でシビレタゼ!(^_^)v
これは、ハイデガーの「根源時間」の理論に匹敵する、理論ではないか・・・
なんて 実に自分勝手な、(F准教授に聞かれたら、破門ね!)、そんなアホで、ボケたこと閃いたら・・急にアドレナリン上昇・・
アクセル全開・・
『いいじゃあないか・・・!初心者
で・・! 熱い初心者なら上等よ・・!』
その時の一枚がこれなんだ・・ 訳わからないけど、スピード感出ているでしょう!
その時点で23人中22番だったんだけど、最後は「ゴボウ抜き」だ!17番でゴールを切ったよ・・・
! ウッス!
最後にストレッチしながらて、インストラクターからひと言・・・
「今回はみんな走力が高く、安心して走れました」だって・・・
たった1名、走力が低いランナーが居たことに気づかなかったようだ・・・
その後、みんなで「弘法の湯」と言う温泉に入ったよ!
いやー生き返ったよ!
その湯の中でのこと・・、他のベテラン・ランナーから
「すごいラストスパートでしたね、ターボでも積んでましたか?」
オイラはハニカミナガラ
言ってやったさ・・
「後半に伸びるタイプなんです」ってね・・・
A・HA ・・・オイラの人生まだ、
トップスピードに来ていない・・
アゲテイコウ!!!!
あー イイ湯だな〜最高だ!
「トレラン報告・2分の2」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2012年9月26日
後半の師匠の走っているときの 頭の中は 禅僧のような 無に近い 人間の限界 原点を体験されてたみたい。オイラにも充分 納得 理解できるものが伝わってきました。 石や木や水に40万年前から続く歴史が持つ生命を感じたなんて 素晴らしい。 ギリギリの瀬戸際に立つと渾身のパワーが出るのが オイラの師匠 日常生活でクライアントに対応し どちらの方法がクライアントにとって最善の結果を生むか追い詰められ決断する姿の師匠をイメージしたね。 怪我もせず 熊にも追っかけられず 無事であったこと 17番であったこと 何より最後の絞めに温泉に入り疲れをながし 日ごろの心の垢も綺麗に出来たこと。 参加して素晴らしい贈り物を手に入れられたことに敬服いたします。