ESSENCE (本質)

ESSENCE (本質)

 

 

P1060744.JPG先日の湘南藤沢マラソンの正式結果が郵送されてきたよ。 
オイラのエントリーした5キロは、1500人の参加で、
オイラは、28分14秒で、331番だった!  ホー! 全く練習せずに、
ほぼ上位5分の1に入ってるなんて、これはなかなかイイデハナイか(^^)/と、すっかり気を良くして、
先日の名古屋の女子マラソンのタイムを見たら、5キロを16分平均で走って
P1060749.JPGいるんだよな。。ありえん!! 
 男子の現在の世界記録は2時間3分だっていうじゃない! 
5キロを14分とかで走るわけでしょう??? ケニアの選手の記録だけど・・
100メートル15秒くらいでずーっと走るって、なんだそりゃー!  
プロのランナーとは、走
image-8.jpegることをやめなかった
アマチュアのことだ。  
走ると言う、実に単純なことで、人類に圧倒的な、衝撃を与える。言葉すらいらないわけだから、その衝撃は全世界に伝導する。 
世界一効率のいいメッセージの手段だよね! 
  作家が、どれだけ、感動的な小説を書いても、翻訳しなければ世界発信はできないものね! しかも、翻訳すると、
ニュアンスが違ってきてしまう。  
単純なことを極めることこそ、もっとも難しく、もっとも賞賛されるべき事なのかもしれないな。 
 現代は何もかもが複雑に成りすぎてしまって、本質(essence)を見失ってしまうことが多いもの。
image-12.jpeg  

image.jpeg1979年から10年間続いた、アフガニスタン戦争というものが、あった。ソ連軍がアフガニスタンに侵攻して起こった戦争。 市民達は、毎日、頭上を飛び交う弾丸の恐怖にさらされていたんだ。
 もちろん子供達だって同じだ。 

今日は無事でも、明日は鉄砲で撃たれて死ぬかもしれない。
image-4.jpeg
そんな過酷な状況にあったんだ。 そうした中、
イギリスのマスコミの報道者が、子供達に、
「今、一番望んでいることは何?」って問いかけたんだ。 

オイラは、そんなの、「腹一杯、飯が食いたい」「命の保証がある安全な場所に行きたい」「平和な世の中に、なって欲しい」とか、 まあ、そう言う答えに決まっているだろうって思ったんだよ。
 
image-5.jpeg そして、オイラは思ったさ! このイギリスの女性報道記者も、
そんなステレオタイプのありきたりの質問なんかしてないで、ビスケットでも、チョコでもあげた方がいいのに・・・ってね!
  でもね、次の瞬間、オイラは、ホント自分が情けなくなったんだ。  だってね、さっきの問いに対して、
アフガニスタンの子供達は、みながみな、こぞって、マイクの方に駆け寄って、こう言うんだよ。
image-3.jpeg「学校に行きたい・・・学校に行って友だちと勉強がしたい。・・・・先生に会いたい」 って・・・
これが、子供達の願いだったんだ。 
これが本質(essence)だった。
 発展途上国の子供達ほど、純粋で、単純な子供達も居ないと思う。
そんな子供達の願いが、 一様に、学校に行きたい・・と叫ぶ・・・
よほど希求しているんだと感じたよ。残念ながら、
「歯医者に行きたい」とは言わないモノナ・・・(>_<)
学校ってすごいところなんだな・・学校ってすごいところなんだよ・・・
いつの時代も、世界中どこでも、「教育」のジャンルは、光を放つ・・・・
どんな状況でも、
子供達の目は、グングン伸びる、お日様の種だ。 子供の無邪気さに人類の、本質的パワーがある。 
 
 
image-2.jpegそして、絶望的な状況なんて存在しないんだって、感じた。 
絶望的な状況下で、「学校へ行きたい」なんて言葉は出ない!
 要するに、絶望的な状況なんてものはないんだ。人が、その状況に対して絶望しているだけのこと。 そして、その状況に 絶望するのはキマッテ大人だ。  子供は、そんなこと知ったこっちゃないんだ。
さあ、春だ! ・・・・   

座ったままでは時の砂浜に足跡は刻まれない。
 まず、立つことだ。単純に立つこと。

 そこからESSENCE(本質)のドアが開く!!! そこに、 煌めく光が、見え、芽が伸びていく !!!!

                         


image-10.jpeg

「ESSENCE (本質)」へのコメント

今日のブログ  感動的な話が2件も書かれている。
その1.オイラ達の師匠が 湘南藤沢マラソン5キロコース参加(ゼッケン10331)
 正式記録 28分14秒で、331番ゼッケン番号下3桁と同じ 
 走っているときの師匠の視線 クリニックではお目にかかれない 真剣な眼差し 
この姿最高にいいね。
言い訳めいた コメント?必要ないよ。
その2.アフガニスタンの戦闘下での子供たちの言葉。
「学校に行きたい・・・学校に行って友だちと勉強がしたい。・・・・先生に会いたい」 
今の日本でどれほどの子供たちがこんな言葉を言うだろう?
ある意味 大人達のせいで 日本の子供は かわいそうな 環境の中に いるのかもしれない。
子供も 読み書き計算ができるようになったら そろそろ 親の引いた線路を走るのではなく 自分のしたいこと 将来を考える志向にならなければ。 ゲームやテレビにかじりついていないで。世界の同年代に遅れをとるぜ!!
 
子供達は自分たちと同じ年代の友と顔を合わせ言葉を交わし笑い そして大好きな先生と一緒に勉強がしたい 大人から見たら最悪の環境下で。 悲惨だけれどこんな時期だからこそ 子供は真実心の中の希望を口にしてくれたと思うね。 何の飾りもなく 戦争が何のために行われているかなんかより。 大人達のエゴでの争い。それを 突き破り 遥か先の未来を見つめる子供の目と心。 大切にしたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2012年3月16日

         

PAGE TOP