アンコールワットのひかり バイ(3)
今日は、カンボジアの学校を紹介するね、
カンボジアの学校は前号で紹介したように、自国で建てた物より、
他国の援助でなされることが殆ど,なんだ。
オイラは、是非、学校を見てみたいって、強く思ってたんだ。
そうしたら停まってくれたさ(*^_^*)
たまたま何だろうけど、熊本県のライオンズクラブが、建てたという立派な学校。 ライオンズクラブも、なかなかやるねー(^o^)
うれしくなっちゃったよ。
子供達は、みんなイキイキしてるよ! みんな いい顔してた!
ここに国境は ないな!
こっちが、カンボジアでの中流よりチョット上の家なんだ。 いかに 熊本スクールが立派だかわかるでしょう! カンボジアでは通常、一般家庭には、水道も、電気もないんだ。
チョムさんが言うには、
「せめて井戸だけでもあれば、カンボジアの子供達も、午前中から学校に行かせてあげられるはずだ」とのこと????? なんのことかと思いきや、
要するにカンボジアの子供達の、一日の日課は、まずは 水くみに行くことらしいんだ。 これで午前中は、いっぱいいっぱい時間をとられてしまう。 カンボジアの気候は年中夏で、湿度も高い。
そんな午後に 『ちょこっと 読み書きの勉強しても、本当に、能率があがらないんだ』って嘆いていたよ。 もちろん学校にも、家にも、クーラーなるものはないからね。
言うまでもないんだ
けどね。
夜の”あかり”は、、ろうそくランプが、大活躍、
当然、ひっくり返して、家ごと焼けてしまう人が後をたたないらいし。
だから国家としても、学校より、そういったインフラ整備が優先事業になるんだ。 それでもまったく、なっちゃーいね〜
この状況で、チョムさんの様に、「カンボジアを 自分たちに手で・・」と強い志をもって、学習に取り組むのは、
本当に並大抵に努力、根性ではないよ。
『 ほんとに、わずかな時間、わずかな ひかりを頼りに、 学習し続けてきた』と、
チョムさんが、さりげなく言うんだよな。
ここでは 『生きるために生き、生きるために学んでいる』
・・
ホントに実感するよ。
チョムさんの苦手は、数学というか、算数なんだ。
日本の歴史までよく知っていて、
「クメール王朝の時日本は、源頼朝が〜」なんて、スラスラ出てくるし、難しい、日本語も平気で読解するけど、
計算が苦手で、よく お釣りを多めにしてしまったりする。
教育を受けてないひずみを垣間見るんだけど、なんだか、胸が締め付けられる思いだった。 全部自力で学んで来ているんだものな。
次世代には、しっかり教育をうけられるよう、チョムさんは、井戸のボランティアからやっているんだ。 学校があっても、子供達が行けなきゃしかたないって。
「 日本の税金で学校を作ってもらったりもしている。皆さんの年金減ってしまうかも知れなくて、すみません。 絶対自分たちの代で、なんとか自立にもっていくので、
もうすこしだけ助けて下さい。 感謝してます。」
と 驚くべき流暢さと語
彙力でオイラ達に話してくれていたよ。
こういう姿をね、目の当たりにすると、
『あなた方は、なんでそんなに恵まれているのに、
とびきりの 環境に居るのに、
やりたいことを、やらないんだ』 って
そう問われているようだった。 ふーコタエルゼー!!!!!!!!
恩師・江守先生が掲げた 山手学院見学の精神は
『世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間を育てる』 と言う
事だった。
この[きりたんぽ]そっくりのカンボジアの食べ物みたとき、世界って繋がっているんだなって 心を打たれたよ。 ちなみにこの中にはバナナが入ってた(T_T)
今日の段階で ユーロが97円まで下げている。 これは経済をかじっているオイラから見ても、
心臓が分身してしまいそうなできごとだ。
いったい世界はどこへ向かって行くのだろう。
この先 10年は 今までになく、 世界を見ながら 日本をそして 自分を見ていかないと
確実に 取り返しのつかないことになる・・・
だいたい、日本は、空前のデフレ・不況なのに
相対的には、それでも「円」が強いって、
欧米先進国もはなにやってんだ!!!!
とにかく!
『しまって いこうぜ!』
「アンコールワットのひかり バイ(3)」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2012年1月9日
カンボジアの実情報告 今の日本がこれで良いのかと考えさせられる。 生活していく為にシッカリ子供達にも日課としての仕事をしている事が良くわかるね。日本も、このような一人ひとりに家庭内でまかされた仕事があって、当たり前のように実践していた時代があった。
山手学院の建学の精神が『世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間を育てる』だって。
こんな素晴らしい学校で学べたなんて今の、カンボジアの子供にとっては、夢のようなこと。彼らも、近い将来には、同じ境遇になってほしいね。
オイラに言わせれば今の若者は実学を身につけていない。試験を通過でき、義務教育でもない高等学校でも甘やかされて育っている そんな雰囲気を感じ。
大人も子供も、世界に目を向け師匠じゃないけれど『もっと、しまっていこうぜ』と激を飛ばしたいね!
地球上のあらゆるところに、そこで必要なインフラの整備を進めたい。(地域によって、必要なインフラは異なると思うけれど)
人がもっと真剣に真摯に回りに気配りをして『はきのある』一生をおくる必要があるのではないだろうか。
皆でできることから一歩一歩進めていこうぜ!!
今年も早1週間が過ぎてしまった。同じところに留まっている時間なんて無い。 あせることは無いと思うが、各人が人生を生きた証を残して、後に続く仲間に勇気と力を出したくなる日本にして行こうよ。
師匠のブログは、そんなことをオイラ達に叫んでいるように思えるのだが。