支え・・・・・
3日ほど前、高校教師で、クライアントのYさんが、嘆いていたんだ。
何の事かと言うとね、・・・・・・
新人で赴任してくる教師は一様に、失言を恐れて、自分の意見を一切言わなくなってると言うんだよ。
だから 職員会議で、新人教師に、発言を求めても、
「教頭先生の言う通りでイイと思います。」
と言うのが、せいぜいだっていうんだよな。
Yさん曰く 「偏差値教育のツケなのか、みんなミスしないことばかりに重点を置く。 何もしなければ、失敗も無い。これぞ生きる道・・みたいになっている。」って・・・
教育こそ、 国家の根幹だからなー、 Yさんの話は”冷や汗もの”だよな。
そのとき、思い出したんだ、 オイラの好きなエピソードを・・・・・今日は、オープンしちゃうね!
それは、アメリカの中学校の、
数学の先生が、ベトナムで戦死した、
元教え子の葬儀に、出席した時のことなんだ。
「初めて見る軍の棺には、
あのマークが横たわっていた。
じっと目を閉じた彼の顔は、
とてもハンサムで、凛々しかった。
その彼に向かって、私は心の中で叫んでいた。
『マーク、先生に何か言ってちょうだい。
あなたが話してくれるのを待ってるから。
お願い、昔みたいに、おしゃべりをしてちょうだい』
弔いのラッパの音が、響き渡った。
一人ずつ、棺に聖水を振りかけて、
お別れをした。
最後に、私の番がやってきた。
そこでは、マークの両親が、私を待っていた。
『先生に、ぜひお見せしたいものがあります』と、
ポケットから、財布を出しながら、
父親が話しかけてきた。
『マークが死んだ時、身につけていたものです。
先生なら、これが何かおわかりになると思います』
そして、財布の中から、二つ折りになった紙を、
破れないように、丁寧に取り出した。
私には、それが何かすぐにわかった。
昔、クラスメート全員が、
マークのいいところを書き、
さらに、私が書き写した、
あのリストだった。
何度も、何度も、
マークが手にとって、読んだのだろう。
破れそうになったところを、
何か所も、テープでつなぎ合わせてあった。
マークの母親は、
『先生、ありがとうございます。
ご覧のとおり、
マークは、これを宝物にしていたんです』と話した。
死んだマークと、そのマークに、
二度と会うことのない友人たちのために、
涙はとめどもなく流れ続けた」
ヘレン・P・ムロスラ
これだけは、ハッキリ言える!
『人は、認められ、称賛されると、もっと、もっと、ふさわしくなろうと、一生懸命努力し始め、
成長していく』
レディ・ガガは、周囲から変人奇人扱いされる中、母親から、「神様は、あなたを完璧に創った」と言われ続けて来た。
エジソンなんて すべての先生に、キチ
ガイ扱いされル中、母親だけが、
「あなたは天才よ、みんな、あなたを理解できる能力がないのよ」と、
言い続けてきた。
教師というのは、使命を帯びた特別な職業だと思うよ。
「失言を恐れて・・」って・・・ まあ そう言う教育システムにのっとって教育されてきたんだからなー
仕方ないって言う意見も、あるけど、 これでは負の連鎖は止まらないよ!
バッサリ! いこうぜ!
保留するのも、いいけどさ、 死ぬまで 保留する気かな!?
「支え・・・・・」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2011年12月2日
人間は孤独であることに耐えられない動物。集団、仲間からはじき出されることに本能的に恐怖を感じる生き物らしい。偏差値教育も自分が集団の中のどの位置にいるかをメジャーする道具で、測るほうも測られるほうも安心する安易な手法かも知れない。マル、バツで集計した点数を集計して平均からの離れ具合が人を評価する。部品や製品の良品率を測っているのではない。ありきたりの枠から飛び出していく勇気と信念と力が無ければ今まで誰もやった事の無いことをやれない。文化も歴史も進歩が無いし、活気のある社会は生まれてこない。他人と違った事をやった時後押しをし励まし褒めてくれる人がいれば素晴らしい子供を育む事が出来る。特に、教師や、親が褒めてくれることが子供の心をどれ程安らかにし勇気付けるか。他人から見たその人の良いところを10人ぐらいのグループに別れ紙に書いて相手に渡す。集団教育でよくやったものだ。決して欠点を書かないのがルール。自分の気づかない点の発見になる。頑張ろうという気持ちになる。