フリーダム・ライターズ

フリーダム・ライターズ

 ちょうど4ヶ月前くらいから、自称・映画評論家(^^)/のクライアントのMさんが、キャスト達に、映画P1050756.JPGDVDを貸してくれているんだ。もの凄い数の洋画を所有していて、こんな感じで、「表」にしてくれていて、何でも、揃っているんだよ。 しかもリクエストして無いものは、わざわざ買ってきてくれるという徹底ぶり。
そうなると、クリニック中に、51Nu20bEvoL._AA115_.jpg「わたしはフォレストガンプ」がよかったとか、「私のお母さんは、E.Tがお薦めって言ってる」とか 「レインマンって象みたいな顔になってしまう物語でしたっけ?」『それはエレファントマン』とMさんに笑われてたり(^_-)・・・こんな感じで、
古今東西・映画ブームになっているんだ。 
そんなんで、オイラも、いままで見てなかった名作などを一気に観ているんだ。 統計的には、世界評価では「ショーシャンクの空に」が日本では「ニューシネマ・パラダイス」が感動した映画一fw1.jpg位なんだね。
人の感性、ツボは、十人十色だから、この順位に重きを置く必要はないんだけど、取り敢えず、観てなかった「ニューシネマ・パラダイス」は、松尾の先輩が、「超・感動した最高作品」と言ってたのを思い出して観てみた。まあ、面白かったけど、オイラの心には響かなかった。
 一方、ある人の薦めで観てみた「フリーダム・ライダーズ」という作品は、とても感心させられエクセレントだ。 
なんせ実話であるところが、オイラの心を揺さぶったんだ。
image.jpeg
これは「1994年にロサンゼルス郊外の公立校に赴任した新人英語教fw3.jpg師・エリンが荒れ放題の不良クラスを受け持つ事から始まる。人種ごとにいがみ合い、授業を受ける気などさらさらない生徒達・・   ロス暴動直後のこの時期、低所得者層の多いこの地域では、ドラッグ、ナイフ、そして銃までもが、日常生活に入り込んでいるんだ。
fw9.jpg 15歳にして出口のない日々を送る子供達。卒業まで 「生きて」いれさえすれば十分だと思っている子供達。ほとんどの教師達は、彼らを見捨てていた。
 しかしエリンだけが、彼らを信じ彼らに未来の扉を与えるんだ。  その方法が、「書くこと」 。    彼女はね、自費でノートを買いfw4.jpg与え、毎日、何でもイイから、日記を、書くようにと、約束するんだよ。  当然、最初は、ほとんどの者は書こうとしない。 書いても、ののしりの言葉ばかりなんだ。 このとき 、そりゃーそうだろ・・ってオイラも思ったもの。 
でも、本気でくるエリンに、やがて、生徒も、本音で向きあうようになる。生徒達も次第に心を開き、悲観的だった将来を、希望へと方向転換していくんだ。  この実話は、生徒達の日記が、まとめて一冊の本「フリーダム・ライターズ」になり、全米でベストセラーになって世に知られることとなった。
 その後、エリンと生徒達により、NPO団体「フリーダムズ基金」が設立されfw2.jpgて同じ境遇の人たちの助けになって居るんだ。 やるじゃん(^_^)v
 エリンは生徒達ひとりひとりに『アンネの日記』などの本を買うため、(学校は劣等生には興味なく援助できないとのこと) レストランなどでバイトもして、生徒に情熱を傾ける。 そんなとき夫からの離婚の申し出で、・・夢を追う彼女を建築家という夢を諦めた夫は、「自分が惨めで辛くて一緒にいられない」と・・・
エレンも、すべてがうまく回転していたわけではないんだな。
 
 たったひとりの英語教師によって人生を取り戻すきっかけを掴む。 fw5.jpg
fw6.jpgオイラは、思わずエレンと同じ英語教師だった江守節子先生を重ねてしまったよ。当時、メチャクチャだった山手の生徒を、
「お前ら、私の子供達・・」と言っていつも、本気で接してくれた。
  エレンの教室には、優等生の組から、こっちのクラスで学びたいって申し出がある場面があって、優等生担当の先生がそれはそれは、大慌てするシーンがあるんだ。  そこが、すごく痛快でオイラが一押しのシーンだよ。

 fw8.jpgエレンのクラスの生徒達はなんと全員が卒業し、中にはハーバードやスタンフォードに進む者も出たと言う。 
 
きっかけさえあれば、人は、変われるんだ・・・
じゃあ、きっかけを、与える使命を持った人は・・・・だれ?どこ?いつ?
                 

昨日の涙が、インクになる“・・・・この映画のキャッチピーなんだ。
    とても素敵な映画だよ・・・・    
  

image-1.jpeg

「フリーダム・ライターズ」へのコメント

師匠のクライアントさんには、多才な方が大勢おられますね。類は友を呼ぶとは、名言ですね。クリニックにそんな事件が起きているとは知りませんでした。「フリーダム・ライダーズ」は、師匠の山手学園時代を髣髴とさせるところがあるのでは? 人を変えるきっかけを与えるのは、他の人なのか、自己の気づきなのか? 自分の中にある不思議な周波数と同期し増幅するそんなものが、悩んでいる人いや悩んでもいない人にも影響を与え気づかせて変化する行動力に変えてくれるのかもしれない。自分の人生をすばらしいものに変えるそれは、オープンマインドな心になった時に自然界の何かを感じて人生方向転換するのかもしれない。ジョブズにしてもーーーー。師匠にしても。オイラも。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2011年11月11日

         

PAGE TOP