何かを始めようとするとき!
必ず判断を、決心をするよね・・・
どんな仕事・行動でも
やらされているようでも、
実は最後は自分で
「やる」と決めているはずだ。
人生を左右するかもしれない判断は・・・
そりゃみんな迷うよ!
そんな時 俺は禅の言葉を思い出す。
「放下箸」
捨ててしまえって事!
もしかしたらその決断により
生活が困窮するかもしれない・・・
でも 死にはしないと考える。
お釈迦様も食べるものに困った時
身内である弟子の僧侶から言われた
「君子も窮するか?」
お釈迦さま
「君子 元より窮す。 されど迷わず」
先生!
共に修行の道ですねー
僕はいかにして指揮者になったのか
これは,オイラが、ここ最近,読んだ本の中で一番良かった本なんだ(^_^)v
著者は佐渡裕(Sado Yutaka)
いまでは、世界最高峰ベルリンフイルの指揮をするまでになった、世界に通用する数少ない日本人指揮者のひとりなんだ。
実際、オイラはこの佐渡さん以外だと、あの世界のオザワ・・
小澤征爾しか知らないもの・・
佐渡さんは、ずっとオイラが注目していた指揮者なんだ。
ダイナミックで情熱に溢れた指揮棒を振る姿は圧巻なんだ・・TVでしか見たことが無いのだけれど、京都出身だけあって、
京都弁なまりで話す言葉が心地いいんだ! もともとはフルート奏者なのだけれど、
小さい頃からの夢だった ”ベルリン・フィルの指揮者” になり日本人として
オザワ以来の逸材と、世界に認められた存在になったんだ。
風貌も格好いいよね・・男の風貌だ。 指揮者というのは、すべての楽器に精通していなければならないののは、当然として体力も精神力も次元の違うモノが必要とされると言う。
佐渡さんは一回のステージが終わると決まって体重が3キロは落ちてしまうと言う。
「欲しい音のためなら素っ裸になってもいい」と言い切る。
「心をシビレさせる感動は、言葉ではなく、音楽にある」という信念のもと、音符に自分の生命を吹き込んでから表現するという姿勢を
徹底的に貫いてきている。
この本の文体を見ても、いかに佐渡さんが、気さくで、飾らない性格なのかがわかるんだ。 この本の中で、オイラがもっとも好きなエピソードがあるんだ。
それは、カラヤンに並ぶ天才指揮者レナード・バースタインに、佐渡さんが認められたときの小澤征爾から、佐渡さんに送られたアドバイスなんだ。
オザワ「バーススタインが、あなたのことを天才だと言っていますよ。でもバースタインは”ユタカは、自分が棒を振ることで成功するのか失敗するのかと言う事に敏感になりすぎている。音楽のために全身全霊を捧げられる指揮者にならあかん”って言ってましたよ。あんたね,ところで普段なにやっているんですか。」
佐渡 「オペラの副指揮者をしたり、ドラマのテーマやカラオケの録音など十カ所近い、
ところでの指揮者のアルバイトをして生活しています。」
オザワ「あんたね、もう全部辞めた方が良いですよ。あんたも、
バカじゃあなかったら親に借金でもして勉強した方がいい。
僕も,そして何よりも、バーンスタインが、あなたのことを認めているのですから」
佐渡「でも生活が・・」
オザワ「そのくらいすぐに返せるようになりますよ。それより何より、そうやってダメになった指揮者はいくらでも居るのですから」
その後すぐに、佐渡裕は、すべてのアルバイトを辞め、
その1年後にはウイーンにいるバースタインのもとで勉強できる
最高のチャンスを得たのである。
「僕はいかにして指揮者になったのか」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2011年6月15日
今日のブログは、日本人の天才指揮者『佐渡裕』がどうして 世界最高峰ベルリンフイルの指揮になリ得たか。そして、天才と認めてくれた人が指摘する未熟な点『音楽のために全身全霊を捧げられる指揮者にならなければ』を真摯に受け止め 小澤氏からは『アルバイト等やっている時間なんて無い』と諭され明日からの生活がどうなるかという不安をかなぐり捨て、それこそ命がけで指揮者になるための道を選んだ結果天才の下で指導を受け彼なりの音符に対する信念を身に付け世界に認められるようになり、子どもの頃からの夢を手にした。これはオイラの師匠の信条『NO CHALLENGE NO CHANCE』では無いだろうか?だから 師匠も感動し共鳴するものがあったのだと思うよ。 オイラの師匠も今夢に向かって邁進中なんだから。周りの者は、師匠の目標貫徹へのパワーを抑えることは出来ないよ。応援しようぜ!結果が楽しみだ。また師匠から夢のおすそ分けを頂いたよ。気持ちがワクワクするね。