石巻・釜石
海上自衛隊に属しているクライアントのKさんが、石巻と釜石から戻ってきたんだ。現場は壮絶らしいよ。
わずか4日だけ戻って来れるんだって。
震災以来ずっと、石巻・釜石で、任務に従事していて睡眠も、一日2時間ほどだったとのこと。
夜になってもサーチライトつけて行方不明者を捜し続けていたとのことだよ。 「食べるものも有れば先ず、被災者へ」と言うスタンスだそうだ。
だから、Kさんも、カロリーメイトみたいなもので、一ヶ月がんばってくれていたんだ。
狭い船の中・・被災者に風呂に入ってもらっても、Kさん達は一刻を争う行方不明者の捜索に全ての時間を費やしていた。
オイラが「疲れているでしょう?」と問うと、
『いや、全然』と、この通りの笑顔なんだよ。本当に頭が下がるよ。m(_ _)m
4日後にはまた現地に戻るとのこと。こちらに居るのは4日しかないのに、
このクリニックへ来てくれるなんて、ありがたいことだよ。とてもとても嬉しかったよ。
Kさんに、オイラが震災以来持っていたある疑問をブツケテミタヨ。
「瓦礫の撤去に時間がかかりすぎてはいないのか? 個人の所有物という法的概念を、取り去って、ブルドーザーで、一挙に行けないのか?」
オイラは、被災者の個々の所有物にこだわっていたら、いつまでも復興なんて出来ないと思っている。 ここは、リーダーが
「所有物のある程度の賠償は国が行うから、一旦被災地は更地に戻してゼロからはじめる」と法を超えて、指示すべきだ。
どんな手法も全ての人を納得させることは出来ない。公平性にばかり目を向けてはいけないんだ。 非常時なんだから、先ずスピードスピードだよ。
スピードの中から 光が見えるんだ・・完璧主義では、未来は無い、この非常時に細かいこと言う国民なんてイナイよ。 根幹だけでいいんだ。
ぶっとい根幹だけでいいんだ。
Kさんは「一挙に片付けられるなら、あっという間に更地に出来る」
と即、断言してくれたよ。
やっぱりそうなんだな・・
Kさんとは、オイラがほんのちょっとだけ国防に詳しい??
(全部、ゴルゴ13の知識なんだけどね(^^;) ) ので話が合うんだ。
とにかく カラダに気を付けてがんばって下さい。
「石巻・釜石」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2011年4月17日
被災地の跡後片付け、ゴミの山の全ての物は被災者の思い出がある品物であり、法的な制約よりもkさんなんかはきっと思い出の詰まった品物をゴミとして見れないんじゃないかな。そんなやさしい感性を持った人たちが救済にかかわってくださっている事に何も出来ない一人として頭が下がるね。被爆の危険性が無くなり二次災害が起こらないようにして、出来るだけ早く元のところで生活が出来るようにしてあげたいね。アメリカの国民性と日本人の国民性の違い。仙台空港を一瞬にして整理し機能回復させたアメリカ人の性格。思い出を大事にし一つ一つ手作業で丁寧にやるのが日本人。今どちらもが必要なとき。判断を誤らないこと。これがリーダーとしての最も大切なことかも。被災者の人たちに納得してもらって周到な準備のもと一気呵成に新しい夢のある土地にしたいね。Kさんよろしくお願いします。本当に健康に注意して頑張ってきてください。