やる気と、その気
昨日、三田の、おおきな本屋さんに立ち寄ったら、自己啓発型の本が、そこの、本屋さんでの売れ行きのベスト10のうち、7冊も入っていたよ。
言い換えると、「テンションとモチベーション」は違う、ってこと。
もう全然違うよ。これを間違えると、えらいことになるんだよね!
でも、世の中では、かなりの確率で混同されている。本を読んだりセミナーに行ったりするとヤル気が沸いてくるもの!。それをモチベーションだと勘違いする場合が多々あるんだよなー。
でもそれは往々にしてテンションが上がっているだけなんだよな
『本やセミナーで一時的にモチベーションが上がっても継続しない。』『明日から(^_^;)やろうと思っても続かない。』それはモチベーションではなくテンションが上がっているから、ってこと。
もちろんその状態で毎日を過ごせればそれなりの結果は絶対に、出る。今までと違うテンションなのだから、当然行動は変化している。今までと違う行動をとれば違う結果が出るのは当然なんだなんだ。しかし、決定的な致命傷、
そこに「継続性」がないんだ。一時的なテンションが上がっているだけなので、時間の経過とともに急降下。
下がってくること自体には問題はないんだよね、むしろ自然だと思うよ。
問題の本質は【下がってきたことを問題にしていること】なんだ。『あの時はあんなにヤル気になったのにどうして続かないのだろう。』『それはきっと自分に継続性が無いからだ』自分への評価=自己評価はこうした思い込みに
よって下がっていく。そして 自己嫌悪・・自分がどんどん嫌いに嫌いになっていく
・・ディズニーランドが好きな人がディズニーランドに行くとテンションが上がる。
現実を忘れて楽しい【夢と魔法の世界】を堪能するわけだ。もちろんヤル気になろうとして遊びに行く人はまず居ない。
たぶん、非現実を味わうために行くわけだ。だから数日がたってテンションが下がったとしても、それを問題視する人は居ないんだ。
ましてや、『そこでのテンションが日常生活で続かない』と言って悩む人は居ない。
『楽しかったからまた行こう♪』となるだけだよ。ここで起きていることはニーズ、目的→現実を忘れたい、非日常で楽しみたいディズニーランド→非日常的に現実を忘れさせてくれるお互いに相思相愛だもの、、そこに特になんの問題もないというわけだ。
自分の心の中に燃える情熱からくるモチベーションと、外側からの刺激による一時的なテンションの違いははっきりと自覚しておく必要があると思うよ。
そうすれば、不思議と黙っていても、モチベーションの上がる、もうやらずにはいれれない、「その気」になってしまう自分がいるんだよな・・
モチベーションって、
上げるものではなくて 自然に 上がるもの、
だって、上げらたら、下がるでしょう・・でしょう・・。
でも自然に上がったら、ジャックと豆の木みたいにスクスク育っていく・・
「やる気と、その気」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2010年11月5日
師匠の今回のブログ内容意味が深いね。 かなりの人が誤解してるところを鋭く指摘しているから、グサと心に突き刺さりオイラはどうなんだ?に行くのだよね。気持ちをハイの状況に常に置いておくと 精神的におかしくなるのではないな?『ヒトは暴走した動物』という話や『今の世の中過去に人類が経験した事のない物凄いスピード変遷しており近代というエポックがいよいよ最終局面にきている』なんて話を各専門の大学の教授から聞く機会があって納得しているのだ。今こそ自分の心と思考だけは世の忙しげな次元から遊離させ、ゆっくりゆっくり時代に逆らって動かしてみる訓練をしないと何か各人が決めた目標に向かっての前進をする努力を『その気』にさせないのではないかと思えたよ。何でそんなに先を急ぐのか?不思議だね。自分の生きているうちに出来る事なんて急いでもそんなに変わらないんじゃないかなと思う今日この頃。もっと時間は欲しいけれどね—-。