オイラのすきな、ところ
毎日、ホンマに暑いですねー、これじゃあ、思考停止しちゃいそうだよね!
今日はユル?ク、行きましょうね^^!
オイラね、こうも 暑いと行きたくなる場所が あるんだよー! それはね! 温泉なんだ?
温泉=冬のイメージが 強いけど、夏もいいんだよね?。
大学のとき、北海道を、夏休みに、原付バイクで一周しているときに、”お湯だけ 400円” の、看板にツラレて入った、登別温泉なんてタマンナカッタなー^^
みんなはどこの温泉地が好みかな? じゃらんの 温泉地ランキングって言うのが、あるんだけど、毎年ベスト3は同じなんだね! えーとね、3位草津温泉 2位湯布院温泉 1位箱根温泉 なんだ。
オイラの好きなところはね、 ベスト10も入らない とってもヒッソリとしたところなんだ。 どこだか、当てられる人がいたら、スゴい温泉通だよ^!
ヒント1 帽子 ヒント2 西条八十 ヒント3 八角温泉 ヒント4 人間の証明
どうだろう^^??? 閃いた人いるかな! 答えは
霧積温泉(キリズミ) 小学校の頃、
漫画家目指してたおいらに、 担任の先生が、
「こういうのも、いいわよ」って薦めてくれたのが、
西条八十の 詩集だったんだ。 正直、ちんぷんかんぷん。 でも、その中の、「ぼくの帽子」って言う詩だけ、とっても、心に残ったんだ。
そして 映画『人間の証明』
で、その詩が 紹介されたときは、 自分だけの秘密の宝物が、全国区になって、ちょっとだけ、嬉しかったけど、とても、淋しい気持ちになったのを、覚えてるよ。
霧積温泉に行くと ”霧積館”という、情緒溢れる宿が、迎えてくれるよ。
周りの景色をみていると、 つい、 あの詩の光景が浮かんできて、つい 「母さん、ぼくのあの帽子 どうしたのでしょうね?」っと、 呟いてしまう。
あの、パノラマを見ていると、 本当に 心に清流が走るようだよ。
久しく行ってないけど 今、一番行きたいところ、だな?
ぼくの帽子
西条八十
母さん、僕のあの帽子、どうしたんでしょうね?ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。
母さん、あれは好きな帽子でしたよ、
僕はあのときずいぶんくやしかった、
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。
母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね、
紺の脚絆に手甲をした。
そして拾おうとして、ずいぶん骨折ってくれましたっけね。
けれど、とうとう駄目だった、
なにしろ深い谷で、それに草が
背たけぐらい伸びていたんですもの。
母さん、ほんとにあの帽子どうなったでしょう?そのとき傍らに咲いていた車百合の花は
もうとうに枯れちゃったでしょうね、そして、
秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。
母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
あの谷間に、静かに雪がつもっているでしょう、
昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いた
Y.S という頭文字を
埋めるように、静かに、寂しく。
「オイラのすきな、ところ」へのコメント
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2010年8月18日
師匠 この猛暑は、暦の上では立秋も8月7日に過ぎており一歩一歩秋に近付いているのでしょうが、来る秋が最高の季節に感じるように、その前に夏を忘れないために自然界が人間に教えてくれているのかもしれません。 もすぐ、紅葉の時期になるのでしょう。 文学青年の師匠は 西条八十の『ぼくの帽子』を出してくるなんて、オイラ達年配の者には懐かしい詩。温泉に行けないオイラは 健康の為と季節の観察(肌で感じたいので)の為早朝散歩を気の向いた時にブラリブラリと出掛け風の音や香り 道端の草の変化 虫や 小鳥たちの動きを楽しみ帰って朝風呂にはいるのが 最高の贅沢。
師匠は、昭和の怪物として平成の若者と身近に接する機会を持っていて 考え方のあまりの違いに 脳細胞に楽しい刺激を受けているなんてうらやましい。人間てどうして連続性でなく、点の存在なのかね?今の教育のせい? 小家族のせい? 爺ちゃん婆ちゃん達と一緒に生活していないから解からないね? 墓参りをしなくなったからな?もともと、人間は、点の存在なのかも知れない。