アンゴスチュラ・ビターズな君へ
先週一週間 クライアントの一人から借りたこの本を就寝時に読んでいた。 短編の集まりで6部に分かれているので、毎晩の楽しみになっいたんだ。
著者の高泉淳子さんは、 遊機械/全自動シアター代表で オイラも過去に多大な影響を受けているんだ。オイラの修行時代のクライアントさんでもあったし・・・
劇団四季とかも好きだけど 、こっちは、もう果てしなく好み! 青山円形劇場での、あの衝撃は、今も鮮明だよ。
アンゴスチュラ・ビターズと言うのは、一滴でカクテルの風味を、ガラリと変える魔法のリキュールの事 歯科大の頃 当時 カフェバーと言うところがあって そこで カクテルを作って出すバーテンのアルバイトをしてたんだ。 店の名前は”L .A”だった。
カッコウつけて 一生懸命8の字にシェイクしてたよ。[ハッピーバースデイ」なんて言いながら
そのころ このアンゴスチュラ・ビターズを知った。 これだけで飲んでも きつすぎて苦いだけ とても飲めたものではないんだ。
でもカクテルに数滴入れると途端に味を引き立てるんだ。 二ヶ月に一回 TOKYO 丸ビルのBREEZEという店で 大学の頃の親友の塚ちゃんと飲む機会をもうけているんだ。 そのとき 必ず頼むのが、マンハッタンと言うカクテル。
この本にも そのマンハッタンに関する場面が出てくるんだ。 このやり取りが 深いんだな?
「香りのいいライ・ウイスキーにスイートベルモット、それにアンゴスチュラ・ビターズを、加える。マンハッタンに沈む夕日を思わせるサンセットカラー。アンゴスチュラ・ビターズと言う名脇役が居なかったら、このカクテルの女王、マンハッタンは生まれなかったでしょうね」
「一滴で風味を変える魔法のリキュール。わたしも誰かのそばに居て、その味を引き立てたい・・・」
「だけど 入れすぎ要注意。たちまち味が消えてしまう。・・・・」
カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2009年5月31日