静かな部屋
夏休みは、お線香をあげるところからスタート。
亡くなった私の祖父の妹さんは造花の先生だったため、お家は造花だらけだったの。
ガーデニングを趣味として、庭にバラのアーケードがあったり、
お花でいーっぱいのお家だった。
母は白い花で統一したアレンジメントを持って行ったと聞いていたので
わたしはヒマワリがメインの賑やかなアレンジメントにしました。
電車に揺られ1時間半。
ジリジリのコンクリートを歩きながら[いつも会いにいくのはこの時期だったな]なんて
ちょっと切なくなったりして、おうちに到着。
花を手向けて、涙。
もう1人の妹さんに、来るのが遅くなってしまったことを謝ると
「泣いてくれたのはあずさちゃんだけよ、ありがとう」と優しい言葉をかけてくださった。
後悔しないように、会えるうちに、、、と、往復3時間以上かけて毎月会いに行っていた母に
ついて行ってればよかったかなぁ、なんて、今更。
でも、おばちゃまとの思い出がいっぱいあってよかった。
いなくなって悲しいと思えるほど、愛をくれた人。
そんな感じで、夏の始まり。
この日だけはセミの鳴き声が切なかった。
あずさ
カテゴリー: 投稿日:2018年8月20日