年齢だけはそっちになった

年齢だけはそっちになった

小学校低学年の頃、先生は私たちを頻繁に外に連れて行った。

夏はザリガニをとりに行き、冬には枝を集めてリース作り。

あと、さわやか三組(NHK)をよく見せられた。

母親は「勉強をさせないからあんまり評判がよくなかった」と言うけど

今でも鮮明に蘇るあの二年間、わたしにとっては大きな経験だった。

 

6年の頃の先生は、文庫本を毎朝1ページ全員分コピーしてきて読んでくれた。

寝ていても怒らないし、授業の開始時間が遅れることをラッキーって思ってた。

1年で何冊読んでくれたんだろう?

最後に読まれた『船乗りクプクプの冒険』で、卒業することを寂しくなったのを覚えてる。

 

中学、三者面談でわたしの授業態度が騒がしいと言った先生。

高校、果たし状を全クラスにばらまいて、体育祭で絶対勝つと宣言させてきた副担任(もちろん優勝)

わたしの小論文を褒め続けてくれた予備校の先生(おかげで受験に合格)

 

その意図は・・・?何を与えようとしてくれたんだろう。

わたしの受け取り方は、合ってる?

 

 

♪♪♪

現在小学校の先生をしている幼馴染は

生徒の言動にどう対応すべきなのか、いつも悩んでいる。

それでもクラス替えや卒業式で「先生が担任でよかった」と泣いてくれる子たちがいるそうで、

彼女が優しいクラスを作ってるんだとわかる。

生徒たちが大きくなった時、彼女の言動を覚えてる子はいるのかな。

 

あぁなんか、わたしたちはもう大人だ・・・

 

 

 

 

あずさ

カテゴリー:  投稿日:2017年6月21日

         

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