なんで、じゃあどうして
電車に乗っていると聞こえてくる、色んな音。
一言で言えば騒音になってしまうけど、そうでもないこともある。
駅によって違うメロディ、ドアの開閉音、ガタンゴトンの心地よさとか、人の話し声。
今日は、この、人の話し声でのこと。
盗み聞きしたんじゃない。ただ、耳にチャックはできない。
わたしの隣にはおばあちゃんと、その隣に親子。
小さな男の子は、視界に入るものをママに「なに?なんで?」攻撃。
初めは説明していたママも、途中から「なんでだろうね」と、男の子が指差す方を見なくなりました。
わたしもマミーにされたことがある、とってもありがちなやつね。
するとおばあちゃんが「ちゃんと答えてあげなきゃダメだよ」とママに言いました。で
ここで頭に浮かんだのは、昔ディズニーランドのお化け屋敷の外のお墓に、本物の骨が埋まってると言われたこと。
あの時は信じちゃったし、本当に怖くなったもん。
物を教えるって難しい。
小さい時の記憶って、覚えているものもあれば全く思い出せないものもあって、
母がわたしにしてくれた素敵なことは記憶になく、
こんな風に、母からすれば忘れてほしかったことの方が鮮明だったりするのよね。
なんだか申し訳なすび。
なんでなんで、そして、なんでなんで。
真実と嘘と思いつきで、たくさんの質問に答えてくれたであろうマミーも
「ちゃんと」わたしの声に耳を傾けてくれていました。時には寝てたりしてね。
そんなことを思い出しながら、ゆらゆら景色を見ていたのでした。
画像は話と全く関係ない、先日食べた辛いやつ。
あずさ
カテゴリー: 投稿日:2016年6月17日