はな子
昨夜テレビで、象のはな子が特集されていました。
現在68歳、井の頭公園で生活している、日本最高齢の象さん。
日課としてはな子に会いに来る人、初めて来る人、みんなはな子に話しかけていました。
言葉を話さないはな子から、聞こえる返事は人それぞれ。
でも、誰もがはな子にエネルギーをもらっていました。
日本人からすれば、現在はな子は「可愛くて素晴らしい象」なのに
海外からみると「コンクリートの牢獄に閉じ込められた嘆きの象」。
正解はないのだけど・・・どうなの?
言葉を話さない生き物に対して、わたしたちは「〜だろう」という憶測でしか接することができません。(医学的根拠などは除いてネ)
コンクリートの上に60年以上1人ぼっち、それ絶対寂しいでしょ!
って憶測であって、そりゃ寂しい時も辛い時もあったかもしれないけど、そうじゃない時もあるはず。
人間にも動物にも感情があるなら、いつでも絶好調って、そんなわけない。
たくさんの情報を持っているわたしたは、あれやこれやと提案するけど、
知らないはな子からするとそれは未知の世界で「絶対これがいい」なんて正解は出せないと思うんだけどなぁ。
ただ、愛されてるって幸せなこと。
飼育員の方が心からはな子を大切に思っていたら・・・
日課として会いに行く人が、一時の持て囃しじゃなくはな子を大好きだったら・・・
伝わってませんか。これもまた憶測だけど。
食べやすいように剥かれたバナナも、柔らかい桃缶も、整腸剤も、愛情の証。
はな子は牢獄って思ってる?
あずさ
カテゴリー: 投稿日:2016年2月27日