怒らないで、
本日は、わたしの反抗期のお話。
何故急にこんな話かというと、今ちょっとお勉強をしていることがあって、行き詰まったとき
ある言葉を思い出したからです。
今思うと、ラッキーなことに反抗期に出会った人たちが素敵すぎました。
その1人が塾講師、◯木先生。
彼は数学の先生兼室長で、泣く子も黙る、鬼のオーラを纏っている人でした。
高い声に、ポヨポヨのお腹、ニコニコの目が印象的で、一見優しそう。ただ、なにか違和感。
機嫌がいいときは面白い話をしてくれますが、一度地雷を踏んだら最後、
息の詰まるような50分を送るようになるのです。
その地雷が《先生、分からないんですけど》
コレ!!!コレダメヨ!
凍りついた空気のあとに発せられる「分からないって言わないでくれる?」に、初めは震えました。
分からないって言葉が大嫌いという彼。
理由は、分からないって言った時点で考えようとしてないから、分かろうとしてないから。
分からないっていうなら、何がどう分からないのかまで説明をしてと言われたこともあります。
最悪の場合廊下に呼び出され、「お前の一言が、みんなのやる気を削いでいくんだよ!」と本気でやばい状況に陥ります。
そして、扉の小さな窓から、冷酷な表情の先生が見える状態で待たされる私たちの恐怖も相当なもの。
あと、怒り狂った彼の薬指に光る指輪さえ恐怖でした。なんだろう、最強ってかんじ。
この感情は今でも謎です。
この時口癖って怖いと思いました。
確かに口癖が「わかんなーい」って最悪。
その言葉を一日に何十回も聞かされる先生は、もっと最悪な気持ちだったんだと思います。
分からないって言わない!分かろうとする気持ちがあるなら、そんな言葉は出てこない!
「そ、そうですよね、すみませんでした。」(先生の前での口癖)
あずさ
カテゴリー: 投稿日:2015年11月17日